スカイランニングの冬季種目であるスカイスノー(SKYSNOW)の日本国内における普及・強化のためのプロジェクトとして、2024スカイスノー・ジャパン・シリーズ(SKYSNOW JAPAN SERIES)を実施することを発表いたします。12月~4月に開催される全4-5戦(予定)を対象レースとしてシリーズランキングを決定します。開幕戦は、2023年12月17日(日)に新潟県南魚沼市で開催される『八海山スカイスノー』です。そして、2024年4月7日(日)に群馬県嬬恋村で開催される『嬬恋スカイラン・スカイスノー(CLASSIC)』を最終戦とします。計画中の新レースを含めた最終的なカレンダー・ルールは12月下旬に発表予定です。

八海山スカイスノー ※一般エントリーは12月4日までとなります

2022年に初開催となった八海山スカイスノー

SSJSルール

資格・ランキング対象
・JSA登録者がSSJSランキングの対象者となる(一般ランナーの部門も併設される場合がある)
・年齢については各大会の競技ルールに順ずるが原則として次の指針とする
 バーティカル:大会開催時に中学生以上である健康な男女
 クラシック:大会開催時に高校生以上である健康な男女(危険性の低いコースは山岳レース経験のある中学生の参加も認める場合がある)

ランキングについて
・2024SSJSではバーティカルとクラシックを混合して1つの総合ランキングが決定される。
・総合ランキングは3-4戦の獲得ポイントで決定される(※後日発表)

その他
・各レースのルールに従わず失格となった選手はランキングから除外する
・ドーピングや犯罪等、スポーツマンとして相応しくない行為を行った選手はランキングから除外する

欧州では人気急上昇の雪上ランニング ©Tarvisio Winter Trail

スカイスノーはマイクロクランポンを装着して雪山を駆け登る種目であり、雪氷が覆う高所山岳を駆け登ったスカイランニングの原点を、競技スポーツとして一般化したものになります。先日、ISF(国際スカイランニング連盟)より第2回目となる2024スカイスノー世界選手権をイタリアで2024年3月8-9日に開催することが発表されました(It’s winter! SkySnow – the second World Championships are on their way)。欧州を中心に雪上ランニング(SNOW RUNNINGとも呼ばれている)は人気が高まっており、大会数も急増しています。ISFは将来の冬季五輪への採用種目として位置づけられており、国際的なスポーツとしての体系化に力を入れています。その動きと連動するように、2024年1月にイタリアで開催される2024ワールドマスターズゲームズの正式種目に「SNOW RUNNING」が入っておりイタリアのスカイランニング協会であるFISKYがそれを担います。

2024 SkySnow World Championships

2021年に開催された全日本選手権プレ大会 ©嬬恋スカイラン

日本におけるスカイスノーは2021年から普及が始まった発展途上の段階であります。JSAとしては国内での普及と同時に、世界選手権に挑むナショナルチームを組織し選手強化にも努めていきます。これから間違いなく熱くなる雪上ランニングのジャンル。まずは開幕戦『八海山』に集いましょう!!

八海山スカイスノー ※一般エントリーは12月4日までとなります