11月26日(日)に徳島県三好市で大歩危国見山スカイレースが近畿・中四国・九州地方の在住者を対象としたスカイランニング西日本選手権(スカイ部門)として開催されました。勝利を手にしたのはバーティカル西日本王者の岡 翔琉 (Oka Kakeru/TEAM☆SKY KYOTO/大阪府)と、初タイトル獲得となる山本愛(Yamamoto Megumi/SKYDEMON/岡山県)でした。

急峻な四国山地の中央部に位置する国見山と祖谷の峡谷。奥に見ゆるは剣山 ©大歩危国見山スカイレース
法螺吹き隊が選手を見送ってくれる ©大歩危国見山スカイレース

同選手権の舞台は国内トップクラスの急峻な地形である祖谷渓に聳える国見山(標高1409m)。名勝である大歩危(おおぼけ)の駅前より山頂を目指し戻ってくる、距離12.8km標高差1209m(累積1436m)を一気に駆け登り駆け下る、国内屈指の急峻なコースです。四国スカイランニング協会が主管するスカイランニング四国シリーズ第2戦でもあります。

山頂を折り返す男子優勝の岡 ©大歩危国見山スカイレース
2位の吉井 ©大歩危国見山スカイレース
3位の鷲田 ©大歩危国見山スカイレース

男子は新鋭の岡翔琉がスピード勝負を制しコースレコードを更新!SKY部門でも西日本選手権のタイトルを獲得しました。今シーズンより本格的な公式戦参戦を始めた若い岡ですが、山岳におけるスピードと技術が必要なスカイランニングにおいて真に実力ある選手であることを証明しました。2位には昨年の国見山優勝者である吉井将晃(Yoshii Masaaki/岡山県/SKYDEMON)が岡から+4分でフィニッシュ。3位には鷲田明広(Washida Akihiro/岡山県/SKYDEMON)と、実力ある岡山勢が上位に入りました。

優勝の山本 ©大歩危国見山スカイレース
2位の後藤 ©大歩危国見山スカイレース
3位の相原 ©大歩危国見山スカイレース

女子は山本愛と国見山での優勝経験者である後藤涼子(Goto Ryoko/SKYDEMON/岡山県)相原千尋(Aibara Chihiro/香川県)の三つ巴の勝負となりました。チームメイトである後藤との接戦となりましたが、最終的には山本が初勝利をつかみ、西日本選手権チャンピオンのタイトルを初めて獲得しました。2位には後藤が入り、岡山勢がワンツーフィニッシュ。3位には香港でのアジア選手権を控える相原が入りました。

優勝した山本と岡 ©大歩危国見山スカイレース
表彰式のプレゼンターはお姫様! ©大歩危国見山スカイレース

2023スカイランニング西日本選手権(SKY部門)トップ5

WOMEN
1.山本 愛(岡山県/SKYDEMON)01:52:44
2.後藤 涼子(岡山県/SKYDEMON)01:56:52
3.相原 千尋(香川県)02:09:07  
4.本郷 沙穂(岡山県/SKYDEMON)02:28:05
5.上野 幹子(香川県)03:12:42 

MEN
1.岡 翔琉(大阪府/TEAM☆SKY KYOTO)01:32:37
2.吉井 将晃(岡山県/SKYDEMON)01:36:43
3.鷲田 明広(岡山県/SKYDEMON)01:39:33
4.高前 直幸(広島県)01:45:52
5.前 潤之介(香川県)01:46:16

大歩危国見山スカイレース

2023スカイランニング地域選手権