9月11日(日)、東京都墨田区に聳える東京スカイツリー®にて第1回全日本バーティカルランニング選手権大会が開催されました。VJC(バーティカルランニングジャパンサーキット)の第2戦も兼ねている同大会には、VJCエリート選手と第1戦の名古屋大会の一般上位選手の男子23名+女子11名=合計34名が参加。優勝者は男子は渡辺良治(Watanabe Ryoji)、女子は立石ゆう子(Tateishi Yuko)。日本のバーティカルランニングを牽引してきた二人が初代チャンピオンの座に輝きました。

2022 YOKOMORI VJC第2戦・東京大会 公式記録映像
女子優勝!立石の駆け登り ©Meeting
優勝を決めた階段王・渡辺 ©Meeting

記念すべき1回目の全日本選手権は、日本の都市の最高峰である東京スカイツリー®の階段2552段/標高差450mを一気に駆け登る特別コースで開催されました。日本国内では他にない高度差の階段レースであるため、スピードだけでなくスタミナや手すりを使う技術力等、階段登りの総合力が試される選手権となりました。世界戦で豊富な経験のある渡辺良治・立石ゆう子が、ともに2位以下を数十秒つき離して初代チャンピオンとなりました。男子2位はトップから46秒差で加藤聡(Kato Satoshi)、男子3位はさらに11秒差で高村純太(Takamura Junta)が入りました。女子2位はトップから41秒差で沢田愛里(Sawada Airi)、女子3位はさらに約2分差で陣在ほのか(Jinzai Honoka)が入りました。

男子2位の加藤 ©Meeteing
男子3位の高村 ©Meeting
女子2位の沢田 ©Meeting
女子3位の陣在 ©Meeting
総合優勝者にはYOKOMORI様から階段が進呈された ©Meeting

ますます注目を集める都市型スカイランニングですが、先日のISF総会において、第1回目となるステアクライミング世界選手権を2023年11月にドバイで開催するという計画が承認されました(※バーティカルランニングという名称ではなくステアクライミングという名称が採用予定)。山岳におけるスカイランニングと同様、ISFの傘の下で、国際的な競技スポーツとしてのシステムが確立されはじめています。


全日本バーティカルランニング選手権大会 トップ3

WOMEN
1. 立石 ゆう子(東京)19’10″50
2. 沢田 愛里(北海道)19’51″66
3. 陣在 ほのか(神奈川)21’47″80

MEN
1. 渡辺 良治(東京)15’39″58
2. 加藤 聡(愛知)16’25″04
3. 高村 純太(新潟/NIIGATA SKY CLUB)16’36″91

全リザルトをみる


VJC第2戦 トップ3 ※VJC全戦を巡るVJCエリートのみの順位

WOMEN
1. 立石 ゆう子(東京)19’10″50
2. 沢田 愛里(北海道)19’51″66
3. 陣在 ほのか(神奈川)21’47″80

MEN
1. 渡辺 良治(東京)15’39″58
2. 加藤 聡(愛知)16’25″04
3. 遠藤 直弥(群馬)16’44″70

全リザルトをみる

全日本バーティカルランニング選手権大会

バーティカルランニングジャパンサーキット(VJC)