日本最北のスカイランニング競技会、沢田が連覇、田中は初優勝

地域最高峰の天塩岳(右側のピーク)を眺める ©天塩岳速登競争
男子優勝の田中 ©天塩岳速登競争
女子優勝の沢田 ©天塩岳速登競争

8月2日(日)、北海道士別市にて2020スカイランニング北海道選手権(VK部門)「天塩岳速登競争」が開催されました。舞台は 北海道士別市と紋別郡滝上町にまたがる日本二百名山「天塩岳」(標高1558m)。「天塩岳道立自然公園」にも指定され、豊かな自然に恵まれた山の登山道を利用したバーティカルレースには、110名が出走。コロナ対策として、受付を分け検温やアンケートの実施、出走順に距離を保って並び、15秒間隔の時差スタートで実施されました。

大会当日は晴天に恵まれた ©天塩岳速登競争
山頂付近では急峻なガレ場が待ち構える ©天塩岳速登競争

女子は、前年チャンピオンの沢田愛里(Sawada Airi)が前年に続き、総合・地域選手権で2連覇を達成しました。2位には2019ユース日本代表の安ケ平萌子(Yasugahira Moeko)、3位には昨年3位の伊東ありか(Ito Arika)が入りました。

女子優勝の沢田 ©天塩岳速登競争
女子2位の安ケ平 ©天塩岳速登競争
女子3位の伊東 ©天塩岳速登競争

男子は、クロスカントリー選手の田中聖土(Tanaka Masato)が、2位以下と3分以上の大差をつけて、総合・地域選手権ともに初の栄光を手にしました。2位には昨年の覇者である反中祐介(Tannnaka Yusuke)、3位には富士登山駅伝でも活躍する留萌自衛隊の佐藤龍一(Sato Ryuichi)が入りました。

優勝した田中。フィニッシュ地点において ©天塩岳速登競争
2位の反中 ©天塩岳速登競争
3位の佐藤の駆け登り ©天塩岳速登競争

コロナ禍の影響がある中、開催を実現していただいた大会関係者の皆様には心より御礼申し上げます。感染拡大は終息しておりません。今後もスカイランニングの開催が実現していくためにも、各主催者及び参加者の皆さんはJSAの示す感染防止の指針をご確認ください。

2020スカイランニング北海道選手権(VK部門)リザルト(TOP5)

WOMEN
1.沢田 愛里(Sawada Airi)1:03:34
2.安ヶ平 萌子(Yasugahira Moeko)1:05:10
3.伊東 ありか(Ito Arika)1:11:41
4.中村 清恵(Nakamura Kiyoe)1:14:43
5.葛西 春香(Kasai Haruka)1:19:25

MEN
1.田中 聖土(Tanaka Masato)49:27
2.反中 祐介(Tannnaka Yusuke)53:01
3.佐藤 龍一(Sato Ryuichi)53:20
4.高橋 孝弘(Takahashi Takahiro)55:32
5.高橋 彰(Takahashi Akira)55:38

天塩岳速登競争

2020地域選手権