スカイランニング等のイベント再開に関する当面の指針

2020.05.27 JSA 競技委員会

 JSAでは従来の「スカイランニング競技規則」に加えて、スカイランニングやそれに準ずるスポーツにおける、イベント再開に関する当面の指針をここに示します。イベントを企画する主催者の皆様におかれましては、日本スポーツ協会が示す「スポーツイベント再開に向けた感染拡大予防ガイドライン(PDF:402KB)」 「スポーツイベント開催・実施時の感染防止策チェックリスト(PDF:920KB)」)と合わせた上で、競技特性に沿った当協会の指針を、安全対策の一環としてご活用ください。なお、スポーツイベントの開催に際しては、開催地の都道府県の方針に従うことが大前提となります。また、開催や実施の判断に迷われた際は、開催地や施設が所在する都道府県のスポーツ主管課や衛生部局等へのご相談をお願いします。

※新型コロナ感染拡大の状況や新たな知見によって、当指針の内容を加除修正していく場合があることを予めご承知おきください。

スカイランニング等のイベント再開に関する当面の指針(PDF版:1009KB)


会場・参加者の設定

・原則として開催地の自治体(都道府県・市町村)が示す指針に従い、参加者数、及び、参加者やスタッフの在住エリア(募集の範囲)を予め明確にして募集をすること。また、開催地の関係者(自治体・地権者・消防等)にはイベントの内容を事前に相談・周知しておくこと。

・スキー場や公園等の屋外の広大なスペースを確保できる場所を主会場とすること。また、日本スポーツ協会が示す感染防止策チェックリストを活用し、イベント開催時における感染防止策の徹底に最大限努めること。

・スタッフや選手サポート(家族や観客等)も含め1度に会場に集まる人数が、自治体等が示す指針を超えることのないように、募集定員やスタート時間の設定を工夫すること。屋内を主会場とする場合は、収容定員の半分以下とすること。

・1度の参加者数が限られる場合もあることから、特例として、一定の期間内(1カ月程度)において同じ設定のコースで別時間・別日に開催されたタイムレースも同一の競技会として認めることとする。ただし、気象等の条件が大幅に異なることの無いように主催者は配慮する必要がある。

・会場での密集を避けるために開会式や表彰式などの式典関係は簡素化すること。競技説明はホームページや事前に郵送する書面で行い、会場やコース上では安全上の留意事項が視認できる案内看板・指示看板を設置すること。


レース中の身体的距離(JSA 推奨)

・イベント主催者は参加者同士が常に十分な身体的距離を保つことのできるように、会場・コース・運営方法の設定を工夫すること。また、次のレース中の身体的距離について、イベントのホームページや通知等で参加者への事前指導を徹底すること。

※「レース中の身体的距離(JSA推奨)」の画像はこちらよりダウンロードしてご活用ください


コースの設定

・JSA 公認大会のタイムレース(競技会)においては、安全性の確保のために、JSA 公認審判員がコース設定やマーキング(ルート表示)を監修し、スタッフには JSA 公認指導員を含めること。 JSA 公認大会の技術的難易度 はレベル2(初中級★★)を超えない範囲とし、事故・遭難のリスクが高まる技術的なルートや入山等が規制されているルートの使用はしないこと。また、ロープウェイ沿いや車道沿いなど、緊急時に人力による搬送の必要が最小限となるルートをコースとして設定することが望ましい。

・1度に集められるスタッフ数も限られることから、1周(1往復)のコース距離は20km/累積標高差2000mを超えないコンパクトな範囲(男子トップ選手が2時間以内)とすること。特例として、SKY・ULTRA 部門は複数回の周回(往復)するコース、VERTICAL 部門は複数本、による合計タイムでの順位決定を公認大会においても認めることとする。また、コース途中でのリタイア者が極力出ることのないよう、時間的に十分余裕のある設定をすること。

・参加者同士の密接(接触)を避けるために、追い抜きが想定される区間のコース幅は原則として2m以上とすること。すれ違い時に一方が立ち止まるような狭い幅(2m未満)の登山道等は最小限にすること。狭い幅の登山道等をコースに含めざるを得ない場合は、並走や追い抜きの場合が極力少なくなるようにスタート方法を工夫すると同時に、参加者には追い抜き時における接触や声掛けの禁止についての事前指導を徹底すること。

・往復コースを設定する場合はスキー場のゲレンデなど4m以上のコース幅をとれる場所をルートに設定し、すれ違い時に右側通行か左側通行かを明確にしておくこと。また、中央分離帯としてのコースマーキングを徹底して、参加者同士が接触する危険の無いようにすること。


スタート・ゴール方式

・スタート時・レース中の密集の防止のため、30秒以上の間隔をとった1名ずつのインターバルスタートが望ましい。事前にスタート時刻を明確にしておき、2m以上の間隔で整列させること。そして、実力が上位の選手を最初にスタートさせ、追い抜きや並走の場合が極力が少なくなるように配慮すること。

・複数名を同時にスタートさせる場合は、十分に広いスタート会場のスペースを確保し、左右で2m以上の間隔をとって選手を整列させること。前後で複数の列を設ける場合は、実力上位者を前列に並べるようにして、追い抜きや並走の場合が極力少なくなるように配慮すること。また、密集での走行を避けるためにスタート後1km以上はコース幅を4m以上確保しておくこと。

・ゴール地点では、ゴールした選手が滞留しないように事前指示を徹底しておく必要がある。ゴール確認後は流れ解散とし、リザルトの掲示は WEB 上で行い、賞品や記録証は後日に郵送するのが望ましい。


エイドステーション・救護

・エイドステーションは参加者が立ち止まって密になることが予想されるため、原則として参加者の自給自足(水や食料の持参)をイベントのルールに記載して促進すること(夏季は熱中症のリスクが高まるため水分の持参や補給の指示を徹底すること) 。

・エイドステーションを設置する場合は、選手同士が2m以上離れて立ち寄れる程度の十分な幅・スペースをとり、スタッフは参加者のいないタイミングに飲食物を机に置くだけとすること(スタッフとの対面での提供は極力避けること)。エイドステーションの立ち寄り前には、参加者に必ず手洗いをさせ、使い捨てのペットボトルや紙コップや小皿で飲食物を提供し、使ったゴミは参加者自身がゴミ袋の中に捨てること。

・エイドステーションや救護スタッフの感染防止対策として、対応時にはマスクの着用を徹底すること。消毒液や十分な水を持たせて、対応前後の手洗いや消毒を徹底。また、対応後に使用したマスクや手袋などを捨てるゴミ袋を準備すること。


参考資料・リンク
【スポーツ庁】
安全に屋内・屋外で運動・スポーツをするポイントは?(5月22日改正版/PDF:573KB)
【日本スポーツ協会のガイドライン】
スポーツイベント再開に向けた感染拡大予防ガイドライン(PDF:402KB)
スポーツイベント開催・実施時の感染防止策チェックリスト(PDF:920KB)
【JSA の競技規定(従来基準)】
スカイランニング競技規則
JSA 公認大会の技術的難易度
JSA 公認審判員名簿
JSA 公認指導員名簿