2020シーズン初のスカイランニング公式戦は近江と西岡が優勝

コロナ禍の影響で2020シーズンの公式戦の全てが延期、もしくは、中止となっていましたが、待ちに待った国内スカイランニングの公式戦が再開しました。7月19日(日)、京都府亀岡市にて2020スカイランニング近畿選手権(VK部門)「牛松山バーティカルレース」が開催されました。舞台は丹波富士として亀岡市民に親しまれている牛松山(標高636m)。登山ルートを利用した京都府唯一のバーティカルレースですが、近畿選手権は競技規則(=VKの規定標高差)を満たすために、2本(4km/+928m)の合計タイムで競われました。

スカイランニング近畿選手権である【牛松山バーティカル】の動画です。熾烈な激戦となったレースの様子をぜひ味わってください!※最後のリフリービブはウィナービブとの間違いです。#realstyle #skyrunning #vertical

JSA近畿さんの投稿 2020年7月20日月曜日

久しぶりの公式戦ということもあり、近畿外からも国内トップの強豪選手が多数参戦しハイレベルなレースとなりました。女子は世界選手権日本代表の吉住友里(Yuri Yohsizumi)楠田涼葉(Kusuda Suzuha)立石ゆう子(Tateishi Yuko)が参戦。そのような中、女子はスカイランニング界に新星が誕生しました。トライアスロンのアイアンマンでも活躍する西岡真紀(Nishioka Maki)が初めてのスカイランニング公式戦の女王、それも総合優勝に輝きました。近畿選手権、2位には楠田涼葉、3位にはユース日本代表の若林綾(Wakabayashi Aya)が入りました。なお、近畿外の選手も含めた総合では2位は立石ゆう子、3位に吉住友里という結果でした。

スタートする吉住。後方には立石、楠田らがスタートを待つ ©牛松山バーティカルレース
新星誕生!西岡の駆け登り ©JSA近畿

男子の優勝は2019西日本選手権チャンピオンの近江竜之介(Ohmi Ryunosuke)。高校を卒業してスカイランナーとして過ごしている近江が2位以下を2分以上差をつける圧巻のタイムで地域選手権2連覇を達成しました。近畿選手権、2位には二俣真(Futamata Shin)、3位には西澤誠二(Nishizawa Seiji)が入りました。なお、近畿外の選手も含めた総合順位では強化指定選手の宮川朋史(Miyagawa Tomofumi)が近江に次いで2位に入りました。

近江のスタート。後方には2018日本代表の加藤、強化指定の宮川が控える ©牛松山バーティカルレース
2位の二俣の力強い駆け登り ©JSA近畿

コロナ禍の影響がある中、開催を実現していただいた大会関係者の皆様には心より御礼申し上げます。感染拡大は終息しておりません。今後もスカイランニングの開催が実現していくためにも、各主催者及び参加者の皆さんはJSAの示す感染防止の指針をご確認ください。

2020近畿選手権(VK部門)リザルト(TOP5)

WOMEN
1.西岡 真紀(Nihioka Maki/大阪)41:38
2.楠田 涼葉(Kusuda Suzuha/大阪)45:44
3.若林 綾(Wakabayashi Aya/京都)47:26
4.木下 久美(Kinoshita Kumi/大阪)48:12
5.錦織 美智子(Nishikori Michiko/大阪)48:26

MEN
1.近江 竜之介(Ohmi Ryunosuke/京都)33:47
2.二俣 真(Futamata Shin/京都)36:17
3.西澤 誠二(Nishizawa Seiji/京都)37:34
4.東條 秀祐 (Tojo Shusuke/京都)39:28
5.近江 仁之介(Ohmi Jinnosuke/京都)39:33

牛松山バーティカルレース

2020地域選手権