8月11日(金/祝)に宮城県大崎市鬼首でオニコウベバーティカルが開催されました。同大会は北海道・東北地区を対象としたスカイランニング北日本選手権(バーティカル部門)であり、なおかつ、バーティカル(登山競走)のサーキットであるV GAMES JAPAN第4戦を兼ねています。開催地である宮城県内外からハイレベルな選手が集った中、北日本選手権は菅原隆吾(Sugawara Ryugo/宮城県)沢田愛里(Sawada Airi/北海道)が優勝。男子総合では牛田美樹(Ushida Miki/群馬県)が優勝。女子総合優勝は沢田愛里でした。

爽やかな高原である鬼首の山々 

オニコウベバーティカルは、昨年に産声を上げた宮城県初のスカイランニング競技会です。距離3.0km・標高差750mのオニコウベスキー場の急峻な斜面を一気に駆け登る、東北随一の急峻なバーティカルレースです。朝方に雨が降り芝生は濡れた状態でしたが、天候は回復し、トップ選手がフィニッシュする頃には山頂からも麓の景色が見られるようになりました。ただし、選手は強い日差しの中を走ることになり、多くのランナーが汗だくになるコンディションでした。

スキー場のゲレンデを駆け登る ©オニコウベバーティカル
序盤から引き離す。総合優勝の牛田 ©オニコウベバーティカル

男子は実力者である牛田美樹が序盤よりリードし、最終的には2分以上の差を後続につけての圧勝でした。総合2位争いは宮城県の菅原隆吾志村史雄(Shimura Fumio)、山形県の粟野峻(Awano Syun)の東北勢の争いとなりました。最終的には菅原が北日本選手権で優勝、粟野が北日本2位、志村が北日本3位となりメダルを獲得しました。

北日本選手権優勝の菅原のフィニッシュ ©オニコウベバーティカル
沢田のフィニッシュ ©オニコウベバーティカル

女子はステアクライミングも含めマルチに活躍する沢田愛里が2位以下に6分以上の大差をつけての圧勝。北日本選手権の金メダルは北海道勢が獲得しました。北日本2位には宮城県の菊地佳奈(Kikushi Kana)、北日本3位には宮城県の後藤雅枝(Goto Masae)が入りました。

北日本選手権トップ3 ©オニコウベバーティカル

北日本選手権・V GAMES JAPAN第4戦「オニコウベ」トップ10

WOMEN
1 沢田 愛里(北海道)36:27 ※北日本1位
2 大渕 可織(千葉県)43:00
3 菊地 佳奈(宮城県)44:27 ※北日本2位
4 廣田 頼美(富山県)47:33
5 中山 就実(新潟県/NIIGATA SKY CLUB)48:12
6 後藤 雅枝(宮城県)49:26 ※北日本3位
7 平野 理恵(宮城県)49:58
8 ルブラス 恵美里(神奈川県/SC丹沢秦野)54:03
9 播本 雅津子(北海道)56:17
10 佐竹 美保(宮城県)57:08

MEN
1 牛田 美樹(群馬県)29:13
2 菅原 隆吾(宮城県)31:32 ※北日本1位
3 粟野 峻(山形県)31:47 ※北日本2位
4 志村 史雄(宮城県)32:49
5 千葉 洋太(宮城県)33:11
6 我妻 嘉仁(宮城県)33:51
7 畑中 俊彦(東京都)34:38
8 ルブラス エルワン(神奈川県/SC丹沢秦野)35:28
9 松崎 崇志(北海道/オリエンティア軍団) 35:41
10 吉村 哲也(栃木県/古賀志山快速登山部)35:42

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