5月3・4日に長野県上田市でスカイランニング(山岳)の国内公式サーキットが開幕しました。5月3日はバーティカル(駆け登り)の『V GAMES JAPAN』。5月4日はスカイ(駆け登り&下り)の『Skyrunner® Japan Series(SJS)』の開幕戦となった上田バーティカルレースー太郎山登山競走ー。日本全国からハイレベルな選手が集った中、宮川朋史(Miyagawa Tomofumi/福井県)秋山穂乃果(Akiyama Honoka/長野県)が両種目とも勝利しました。

新シリーズのウィナービブが初登場 ©上田バーティカルレース
SJS開幕戦、表彰式では秋山が宮川を肩車! ©上田バーティカルレース

V GAMES JAPAN

V GAMES JAPANは全9戦開催されるバーティカル(登山競走)の国内サーキットであり、4戦の獲得ポイントで年間ランキングが決定します(マスターズはゴールド+グランドファイナルの3戦の獲得ポイントで決定)。開幕戦の上田バーティカルレースのコースは、山麓の大星神社(スカイランニング神社)をスタートし、上田市民の山である太郎山(標高1164m)山頂がフィニッシュ。距離5kmで標高差1000mを駆け登ります。

小学1年生から79歳までが太郎山山頂を目指した ©上田バーティカルレース

ユース世界選手権日本代表・アジア選手権日本代表も含め、30名超の強化指定選手が集結するハイレベルなレースとなりました。バーティカル種目において、宮川は2021年以来の公式戦優勝を飾りました。秋山は「上田」2連覇となります。男子2位には山口大河(Yamaguchi Taiga/東京都)、男子3位は乾 碩(Inui Suguru/埼玉県)と実績ある選手が上位に入りました。女子は2位は齋籐 磨実(Saito Mami/神奈川県)、女子3位は岩楯 志帆(Iwadate Shiho/東京都/The Skywolf)とマスターズ世代のベテラン勢が上位に食い込みました。

急峻なセクションを駆け登る ©上田バーティカルレース
上田名物『じまんやき』もフィニッシュ ©上田バーティカルレース
女子トップ10 ©上田バーティカルレース
男子トップ10 ©上田バーティカルレース

V GAMES JAPAN開幕戦「上田」トップ10

WOMEN
1 秋山 穂乃果(長野県)00:57:34
2 齋籐 磨実(神奈川県)01:00:09
3 岩楯 志帆(東京都/The Skywolf)01:00:20
4 小林 華蓮(長野県)01:01:19
5 大掛 莉奈 (愛知県)01:01:47
6 沢田 愛里 (北海道)01:02:08
7 大掛 柚奈(愛知県)01:02:09
8 清水 明子(栃木県/古賀志山快速登山部)01:02:38
9 相原 千尋(香川県)01:03:13
10 佐俣 明香莉(埼玉県/SC丹沢秦野)01:03:53

MEN
1 宮川 朋史(福井県)00:45:07 Over 40 1
2 山口 大河(東京都)00:46:21
3 乾 碩(埼玉県)00:46:44
4 高村 純太(新潟県/ECHIGO SKY CLUB)00:46:51
5 甲斐 大貴(東京都)00:47:17
6 藤 飛翔(長野県)00:47:37
7 柿木 郁人(神奈川県)00:50:00
8 加藤 浩(神奈川県/SC丹沢秦野)00:50:34
9 松本 祥汰(群馬県)00:50:46
10 大谷 康太(広島県)00:51:02

コースレコード
男子/MEN   上田 瑠偉 42:02 (2021)  
女子/WOMEN  吉住 友里 49:54 (2017)

V GAMES JAPAN 公式ページ

上田バーティカルレース

全リザルト

Skyrunner® Japan Series

Skyrunner® Japan Series は全3戦開催されるスカイ/スカイウルトラ種目の国内サーキットであり、全3戦の獲得ポイントで年間ランキングが決定します。各国で開催されるナショナルシリーズのひとつであり、世界ランキング(ISFランキング)に結果が反映される、世界とつながる公式レースです。開幕戦の上田スカイレースレースのコースは、大星神社(スカイランニング神社)をスタート・フィニッシュ地点とし、太郎山(標高1164m)山系を踏破する、距離25kmで累積標高差3000mのアジアで最も急峻でテクニカルなコース設定です。

上田スカイレースのハイライト区間である兎峰 ©上田バーティカルレース

レース当日はカラッとした高温の信州上田らしい気候となりました。男子では中盤より独走となった宮川がそのままリードし上田スカイレース初勝利を飾りました。2位には小幡利春(Obata Toshiharu/新潟県/ECHIGO SKY CLUB)、男子3位には笠木 肇(Kasagi Hajime/東京都)と実力ある選手が入りました。女子は秋山楠田涼葉(Kusuda Suzuha/大阪府/TEAM☆SKY KYOTO)の2名の争いとなりました。中盤のテクニカルなセクションでは楠田がリードするものの、終盤で追いついた秋山が楠田を抜き去り上田スカイレース2連勝を飾りました。2位には楠田、3位には枝元 香菜子(Edamoto Kanako/石川県)と、2022世界選手権日本代表組がトップ3を制しました。

浮石だらけのゴーロを楽しそうに下る秋山 ©上田バーティカルレース
男子優勝・宮川のフィニッシュ ©上田バーティカルレース
女子トップ10 ©上田バーティカルレース
男子トップ10 ©上田バーティカルレース

Skyrunner® Japan Series 開幕戦「上田」トップ10

WOMEN
1 秋山 穂乃果(長野県)04:32:49
2 楠田 涼葉(大阪府/TEAM☆SKY KYOTO)04:46:39
3 枝元 香菜子(石川県)04:55:39
4 岩楯 志帆(東京都/The Skywolf)05:01:59
5 相原 千尋(香川県)05:20:25
6 齋籐 磨実(神奈川県)05:29:07
7 大松 知恵(東京都/SC丹沢秦野)05:42:58
8 清水 明子(栃木県/古賀志山快速登山部)05:55:06
9 黒川 芳恵(栃木県/古賀志山快速登山部)06:14:12
10 宮坂 康子(長野県/守屋山快速登山クラブ)06:18:53

MEN
1 宮川 朋史(福井県)03:56:49
2 小幡 利春(新潟県/ECHIGO SKY CLUB)03:59:50
3 笠木 肇(東京都)04:10:21
4 甲斐 大貴(東京都)04:12:36
5 近江 仁之介(京都府/TEAM☆SKY KYOTO)04:16:48
6 松本 祥汰(群馬県)04:23:55
7 竹原 直矢(神奈川県/SC丹沢秦野)04:26:49
8 沖本 聖射(東京都)04:30:03
9 荒川 純(埼玉県)04:31:22
10 川崎 義孝(栃木県/SKYNINJA)04:36:34

コースレコード
男子/MEN   上田 瑠偉 3:29:58 (2018)
女子/WOMEN  高村 貴子 4:09:17 (2019)

Skyrunner® Japan Series 公式ページ

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次戦予告

4年ぶりに上田駅前セレモニー会場が復活 ©上田バーティカルレース

V GAMES JAPANの次戦は5月20日に長野県白馬村で開催する白馬五竜ナイトバーティカル、Skyrunner® Japan Seriesの次戦は8月20日に群馬県嬬恋村で開催される嬬恋スカイランとなります。1年を通して日本各地でイベントが開催されておりますので、ぜひ!空を目指して駆け登るスカイランニングにチャレンジしてみてください!!

白馬五竜ナイトバーティカル ※エントリーは5月10日まで

嬬恋スカイラン ※エントリーは7月31日まで

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