11月6日(日)、大阪市阿倍野区にそびえるあべのハルカス(高さ300m)2022 YOKOMORI VJC(VERTICALRUNNING JAPAN CIRCUIT)の最終戦が開催されました。 VJCは都市のシンボルであるタワーや超高層ビルの階段を駆け上がるステアクライミングの国内サーキットです。全3戦の獲得ポイントで年間ランキングが決定する、選抜された30名のエリート選手のみが参戦できる特別なサーキットとなります。

VJC公式ホームページ

“地上”から大阪市最高峰の”頂(いただき)”を目指す ©Metting

VJC最終戦 大阪大会

大阪最高峰の空に向かって、高さ288m、総数1610段を一気に駆け登るレースにおいて、渡辺良治(Watanabe Ryoji/東京都)立石ゆう子(Tateishi Yuko/東京都)が優勝。渡辺と立石は、5月の第1戦名古屋大会、9月の第2戦東京大会でも優勝しており、2022シーズンの完全勝利を達成し年間王者の栄冠に輝きました。 VJC大阪大会の男子第2位には矢島昭輝(Yajima Shoki/愛知県)、女子第2位には沢田愛里(Sawada Airi/北海道)、男子第3位には加藤聡(Kato Satoshi/愛知県)、女子第3位には本郷沙穂(Hongo Saho/岡山県)が入りました。

VJC最終戦大阪大会(+288m/1610段)
2022優勝タイム
男子/MEN   渡辺 良治 8’17”29
女子/WOMEN  立石 ゆう子 10’59”11

あべのハルカスの階段を駆け登る渡辺 ©Meeting
栄光のフィニッシュラインを抜けた立石 ©Meeting
男子2位の矢島。後半で順位を2位に上げた ©Metting
男子3位の加藤。山岳と階段で活躍する2刀流 ©Meeting
女子2位の沢田。落ち着いた入りから前を行く選手を抜き去った ©Meeting
女子3位の本郷。VJCでは嬉しい初トップ3位 ©Meeting

VJC最終戦 トップ10

男子トップ10

  1. 渡辺 良治 ワタナベ リョウジ 8’17”29
  2. 矢島 昭輝 ヤジマ ショウキ 9’00”68
  3. 加藤 聡 カトウ サトシ 9’11”81
  4. 加藤 浩 カトウ ヒロシ 9’14”44
  5. 高前 直幸 タカマエ ナオユキ 9’26”84
  6. 遠藤 直弥 エンドウ ナオヤ 9’36”86
  7. 吉井 将晃 ヨシイ マサアキ 9’47”16
  8. 今井 洋二 イマイ ヨウジ 10’09”99
  9. 業天 一生 ギョウテン イッセイ 10’11”40
  10. 前田 剛志 マエダ タカユキ 10’14”06

女子トップ10

  1. ⽴⽯ ゆう⼦ タテイシ ユウコ 10’59”11
  2. 沢⽥ 愛⾥ サワダ アイリ 11’16”78
  3. 本郷 沙穂 ホンゴウ サホ 12’08”15
  4. 須藤 吉仕⼦ ストウ キシコ 12’29”84
  5. ⻑⾕川 由理 ハセガワ ユリ 12’39”23
  6. 陣在 ほのか ジンザイ ホノカ 13’36”08
  7. 渡邉 綾 ワタナベ アヤ 13’41”48
  8. 土屋 和嘉⼦ ツチヤ ワカコ 14’16”68
  9. 國本 智世 クニモト チヨ 15’11”56
  10. ⽯渡 保⼦ イシワタリ ヤスコ 15’29”40
晴天のあべのハルカスを駆け登ったVJCエリートの選手たち ©Meeting

VJC年間 トップ10

全3戦の獲得ポイントで競われるVJC年間ポイントランキングは次の通りでした。

男子トップ10

  1. 渡辺 良治 320.0
  2. 矢島 昭輝 245.6
  3. 加藤 浩 238.0
  4. 加藤 聡 237.6
  5. 遠藤 直弥 210.4
  6. 吉井 将晃 194.0
  7. 高前 直幸 187.2
  8. 佐藤 あきら 180.4
  9. 前田 剛志 176.8
  10. 小山 孝明 174.0

女子トップ10

  1. 立石 ゆう子 320.0
  2. 沢田 愛里 263.6
  3. 陣在 ほのか 235.2
  4. 本郷 沙穂  225.6
  5. 國本 智世 217.6
  6. ⾧谷川 由理 216.0
  7. 須藤 吉仕子 211.6
  8. 渡邉 綾  190.4
  9. 土屋 和嘉子 188.0
  10. 石渡 保子 175.2

初代チャンピオンに輝いた立石と渡辺 ©Meeting 

いよいよ2022世界選手権が開催!

左端の尖ったエミレーツタワーが世界選手権の舞台 ©ISF

VJCは2022シーズンより日本が世界に先駆けて開始したスカイランニング競技の都市型種目であるステアクライミング(STAIRCLIMBING/階段駆け登り)の国内サーキットとなります。ステアクライミングISF(国際スカイランニング連盟)が主管して11月12日(土)にアラブ首長国連邦・ドバイで第1回目のステアクライミング世界選手権が開催されます。階段登りの競技自体は超高層タワーの出現と同時に世界各地で開催されてきましたが、”空に向かって駆け登る”ことを束ねるISFにより競技スポーツとして確立されました。ロッククライミングが発祥となるスポーツクライミングと同様、山岳を発祥とする都市型スポーツであり、IOC加盟を目指すISFとしては将来の夏季五輪での開催を目指していく種目となります。

2022ステアクライミング世界選手権の日本代表への応援をお願いします!!

ステアクライミング日本代表