10月1日(土)に長野県山ノ内町で開催された2022全日本スカイランニング選手権大会(バーティカル種目)の結果についてお知らせします。同選手権は今年は新規大会である竜王スカイランの急峻なコース(距離4.5km/標高差1000m)にて実施され、全国から集結した50名のスカイランナーが日本一の座をかけて挑みました。

バーティカルスタートシーン ©竜王スカイラン/KTF 撮影:室伏那儀 

5km以内で標高差1000m上昇というのがバーティカルキロメーター(VK)の国際的な規格となりますが「竜王」のコースはまさに世界基準を満たす急峻なコース。竜王スノーパークのロープウェイ沿いのゲレンデを一気に駆け登る爽快なバーティカルです。 記念すべき新コースでの全日本選手権。男子では群馬県の松本祥汰(Matsumoto Shota)、女子は長野県の秋山穂乃果(Akiyama Honoka)が優勝しました。 男子2位は香川県の武村佳尚(Takemura Yoshihisa)、男子3位は2021チャンピオンの京都府の近江竜之介(Omi Ryunosuke) 。女子2位は長野県の小林華蓮(Kobayashi Karen)、女子3位は埼玉県の佐俣明香莉(Samata Akari) が入りました。メダリスト6名のうち4名が2022ユース世界選手権を経験したユース世代となりました。

男子優勝の松本 ©竜王スカイラン/KTF 撮影:室伏那儀

男子優勝の松本祥汰はうれしい全日本初優勝。2022ユース世界選手権日本代表。

“最大斜度36度の木落しコースは、岩とウェットなサーフェイスによりテクニカルな登りでしたが、私の長所である、急登のポールを使ったハイクが生きるバーティカルでした。また、今回は2023スカイランニングユース世界選手権の選考となっており、権利を獲得することができました。今年の悔しさを糧に、来年度は世界で戦える走りができるように頑張ります。”

女子優勝の秋山  ©竜王スカイラン/KTF 撮影:室伏那儀

秋山穂乃果はバーティカルでは初優勝。スカイ種目では2021全日本チャンピオン。

“イタリアの世界選手権でバーティカルの応援をしたとき、その傾斜角に驚いたのですが、 今日の竜王の最後の登りは負けずとも劣らない急坂で、登っていても苦しい中に楽しさがありました。来年も走りたいです!”

男子2位の武村  ©竜王スカイラン/KTF 撮影:室伏那儀
男子3位の近江  ©竜王スカイラン/KTF 撮影:室伏那儀
女子2位の小林  ©竜王スカイラン/KTF 撮影:室伏那儀
女子3位の佐俣  ©竜王スカイラン/KTF 撮影:室伏那儀

2022全日本スカイランニング選手権大会は10月23日(日)に同じ山ノ内町の志賀高原(大会名:志賀高原エクストリームトレイル)にてスカイ種目とスカイウルトラ種目が開催されます。バーティカルとスカイの結果を合わせたコンバインド、及び、都道府県ランキングも決定します。

※同時開催された全日本ユーススカイランニング選手権大会の結果は別記事で掲載します


男子トップ3  ©竜王スカイラン/KTF 撮影:室伏那儀
女子トップ3  ©竜王スカイラン/KTF 撮影:室伏那儀

全日本スカイランニング選手権大会 バーティカル トップ3

Men
1. 松本 祥汰(Matsumoto Shota)群馬県 37:47
2. 武村 佳尚(Takemura Yoshihisa)香川県 38:54
3. 近江 竜之介(Omi Ryunosuke)京都府 39:26

Women
1. 秋山 穂乃果(Akiyama Honoka) 長野県 47:22
2. 小林 華蓮(Kobayashi Karen) 長野県 51:24
3. 佐俣 明香莉(Samata Akari) 埼玉県 51:49

全リザルト


2022全日本スカイランニング選手権大会

竜王スカイラン

ジャパンシリーズ&選手権の記録(2014年~)