5月3・4日に長野県上田市にて2022スカイランナージャパンシリーズ(以下、SJS)開幕戦として開催された上田バーティカルレース・上田スカイレースの大会結果についてお知らせします。SJSは日本スカイランニング協会が主管する国内最高峰の山岳ランニングのサーキットであり、2015年のプレシーズンから数えて8年目となります。SJSオフィシャルタイムキーパーにスイス製機械式腕時計のノルケイン(NORQAIN)を迎えて新たなスタートが切られました。

VKシリーズ第1戦 上田バーティカルレース

1日目に開催された上田バーティカルレース(5km/+1000m)では、男子は近江竜之介(Omi Ryunosuke/京都府/TEAM☆SKY KYOTO)、女子は秋山穂乃果(Akiyama Honoka/長野県)が優勝しました。男子2位は宮川朋史(Miyagawa Tomofumi/福井県)、3位は牛田美樹(Ushida Miki/群馬県)。女子2位は小林華蓮(Kobayashi Karen/長野県)、3位は楠田涼葉(Kusuda Suzuha/大阪府/TEAM☆SKY KYOTO)でした。

上田バーティカルレース(5km/+1000m)
2022優勝タイム
男子/MEN   近江 竜之介 43:47
女子/WOMEN  秋山 穂乃果 54:31
コースレコード
男子/MEN   上田 瑠偉 42:02 (2021)
女子/WOMEN  吉住 友里 49:54 (2017)

ゴール後に倒れ込む秋山。全力を出した ©UEDA VERTICAL RACE

2021全日本SKYチャンピオンの秋山は、昨年の後半よりSJSに参戦し、通算で5勝目(VKでは3勝目)。

大会記録の49分(吉住友里が2017年に樹立した)を目指していたが全然届かず、まだ追い込みが足らないと反省しました。明日のスカイレースの目標は体がボロボロなので、優勝を目指しているが、とりあえず走り切る事が目標です

ゴール後、山頂で笑顔をみせる近江 ©UEDA VERTICAL RACE

2021全日本VK・SKYチャンピオンである近江は、VKシリーズでは初勝利(SJSでは2勝目)。

”上田瑠偉選手のコースレコード(42分代)を目指したが、まだまだ実力が足りないというか、近づくことすらできなかったので、今シーズンの初戦だったが課題になった(みえてきた)と思います。今シーズンはトータルで半年くらい海外をまわるが、前半の3カ月は欧州をメインにまわるが、ユース世界選手権も出場するのでそこで結果につなげられるレースをしていきたいです”

女子2位の小林華蓮 ©UEDA VERTICAL RACE
 女子3位の楠田涼葉 ©UEDA VERTICAL RACE
男子2位の宮川朋史 ©UEDA VERTICAL RACE

男子3位の牛田美樹 ©UEDA VERTICAL RACE

SKYシリーズ第1戦 上田スカイレース

2日目に開催された上田スカイレース(25km/±3000m)では、男子は小田切将真(Otagiri Shoma/長野県)、女子は秋山穂乃果(Akiyama Honoka/長野県)が優勝しました。男子2位は吉野大和(Yoshino Yamato/群馬県)、3位は宮川朋史(Miyagawa Tomofumi/福井県)。女子2位は 楠田涼葉(Kusuda Suzuha/大阪府/TEAM☆SKY KYOTO) 、3位は上田絢加(Ueda Ayaka/東京都/RIDGELINE OSAKA)でした。

上田スカイレース(25km/±3000m)
2022優勝タイム
男子/MEN   小田切 将真 3:47:56
女子/WOMEN  秋山 穂乃果 4:22:59
コースレコード
男子/MEN   上田 瑠偉 3:29:58 (2018)
女子/WOMEN  高村 貴子 4:09:17 (2019)

終始独走で優勝した秋山 ©UEDA VERTICAL RACE

前日のバーティカルで優勝の秋山は、昨年後半より負けなしの通算6勝目(SKYでは3勝目)。

”大会が無いと自分がどれくらいのレベルかが分からないので、開催してくださったことに感謝しています。今日はまた大会記録(高村貴子が2019年に樹立)は遠かったが、これからもトレーニングを続けて、(9月にイタリアで開催される)世界選手権ではできるだけ世界の上位に食い込めるように、これからまた追い込んで頑張っていきたいと思います”

大逆転勝利の小田切。岩峰兎峰を登る ©UEDA VERTICAL RACE

2021全日本SKYULTRA3位の小田切は、昨年の烏帽子に続いてSKYシリーズ2勝目。

“前半から宮川さんと二人で良いリズムを刻めていけたので、後半に脚が残っていた。前を追おうという気持ちより、しっかり自分の力を出し切ることに集中していたら、先頭の大和君がきつそうになっていた。ラッキーな勝ちだったので浮かれることなく、9月の世界選手権に向けて長い距離のレースを中心にここからさらに(調子を)上げていければと思っています”

 女子2位の楠田涼葉 ©UEDA VERTICAL RACE
女子3位の上田絢加 ©UEDA VERTICAL RACE
男子2位の吉野大和 ©UEDA VERTICAL RACE
男子3位の宮川朋史 ©UEDA VERTICAL RACE

【個人】SJSランキング・入賞者

2022VKシリーズランキング >>

VKシリーズ第1戦 上田バーティカルレース 入賞者

男子トップ10
1.近江 竜之介 京都府
00:43:47
2.宮川 朋史 福井県
00:45:20
3.牛田 美樹 群馬県
00:46:13
4.前田 渉 福岡県
00:46:53
5.田中 聖土 北海道
00:47:11
6.小幡 利春 新潟県
00:47:56
7.甲斐 大貴 千葉県
00:47:58
8.松本 祥汰 群馬県
00:48:23
9.柿木 郁人 埼玉県
00:48:27
10.市毛 富士雄 兵庫県
00:48:36

女子トップ10
1.秋山 穂乃果 長野県
00:54:31
2.小林 華蓮 長野県
00:55:33
3.楠田 涼葉 大阪府
00:55:45
4.上田 絢加 東京都
00:56:52
5.相原 千尋 香川県
00:58:53
6.齋藤 磨実 神奈川県
00:58:59
7.池神 悠希 神奈川県
01:01:01
8.山谷 佳代 北海道
01:01:13
9.須藤 吉仕子 長野県
01:02:44
10.後藤 涼子 岡山県
01:03:09

年代別/マスターズ1位
M40.宮川 朋史 福井県
00:45:20
M45.今井 洋二 長野県
00:51:02
M50.川崎 義孝 群馬県
00:54:58
M55.田村 実 東京都
01:04:05
M60.布施 洋 新潟県
01:07:27
F40.齋藤 磨実 神奈川県
00:58:59
F50.岩楯 志帆 東京都
01:06:54
F60.須藤 吉仕子 長野県
01:02:44

2022SKYシリーズランキング >>

SKYシリーズ第1戦 上田スカイレース 入賞者

男子トップ10
1.小田切 将真 長野県
03:47:561
2.吉野 大和 群馬県
03:49:46
3.宮川 朋史 福井県
03:57:58
4.小幡 利春 新潟県
03:59:08
5.牛田 美樹 群馬県
04:01:29
6.小笠原 光研 北海道
04:02:58
7.市毛 富士雄 兵庫県
04:07:21
8.薬師寺 裕人 愛媛県
04:11:45
9.前田 渉 福岡県
04:18:21
10.細木 郁生 東京都
04:24:33

女子トップ10
1.秋山 穂乃果 長野県
04:22:59
2.楠田 涼葉 大阪府
04:34:12
3.上田 絢加 東京都
04:45:14
4.相原 千尋 香川県
05:07:02
5.齋藤 磨実 神奈川県
05:13:31
6.星野 由香理 栃木県
05:41:43
7.須藤 吉仕子 長野県
05:45:40
8.岩楯 志帆 東京都
05:49:31
9.安ヶ平 萌子 北海道
06:04:15
10.宮坂 康子 長野県
06:09:42

年代別/マスターズ1位
M40.宮川 朋史 福井県
03:57:58
M45.廣出 靖之 大阪府
04:33:30
M50.川崎 義孝 群馬県
04:53:55
M55.田村 実 東京都
05:33:00
M60.山本 隆二 埼玉県
06:28:10
F40.齋藤 磨実 神奈川県
05:13:31
F50.岩楯 志帆 東京都
05:49:31
F60.須藤 吉仕子 長野県
05:45:40

SJS次戦予告

SJSの次戦は関東ステージです。6月5日(日)に東京都檜原村で開催される東京バーティカルレースと、6月12日(日)に群馬県嬬恋村で開催される嬬恋スカイラン(スカイリッジ)となります。頂上目指して駆け登るスカイランナーの躍動をお楽しみに!

東京バーティカルレース(5月29日までエントリー可)

嬬恋スカイラン(5月22日までエントリー可)


2022 Skyrunner® Japan Series

上田バーティカルレース