2020スカイランニング日本選手権。第2日目(2020年10月11日)は標高差1000mを駆け登る「VK=VERTICAL KILOMETER®(尾瀬岩鞍バーティカルキロメーター)」が群馬県片品村で開催されました。尾瀬岩鞍スキーリゾート名物のジャイアントウォール(最大傾斜40度)を含む、標高差1000m/距離5kmの、駆け登りの総合力が試されるコース。日本全国よりトップ選手が集結した熱戦が台風一過の青空のもと繰り広げられました。

女子1位の吉住 ©JSA

女子で優勝したのはVKディフェンディング・チャンピオンの吉住友里(Yoshizumi Yuri)でした。吉住は自己のもつコースレコードを更新した好記録で、2位以下を大きく引き離しての圧勝となりました。2・3位にはSKY部門で現・日本代表の上田絢加(Ueda Ayaka)、楠田涼葉(Kusuda Suzuha)が入りました。

男子1位の近江 ©JSA

男子で優勝したのはユース世代のエースである18歳の近江竜之介(Omi Ryunosuke)でした。2位は「バーティカルの皇帝」として日本スカイランニング界を長年リードしてきた宮原徹(Miyahara Toru)でした。近江にとっては、宮原との直接対決で初めて勝った、大金星となる日本選手権初優勝となりました。3位にはSKY部門の現・日本代表でありユース世代でもある上正原真人(Kamishohara Masato)が入りました。

なお、当種目はユース日本選手権(23歳以下)も兼ねていました。女子は総合でも4位と健闘した小林華蓮(Kobayashi Karen)が優勝。2・3位にはユース・ナショナルチームとして成長著しい若林綾(Wakabayashi Aya)佐俣明香莉(Samata Akari)が入りました。男子は総合優勝の近江竜之介が優勝、総合3位の上正原真人が2位。3位には地元片品村出身で冬季はクロスカントリースキーに打ち込む星野誉貴(Hoshino Yoshiki)が入りました。

なお、日本選手権は都道府県対抗戦も兼ねています。第1週目のSPEED・VK種目を終えての暫定順位は、1位 東京都、2位 群馬県、3位 茨城県です。4種目の合計ポイントで都道府県のランキングが決定されます。

2020スカイランニング日本選手権(VK/バーティカルキロメーター)トップ5

WOMEN
1.吉住 友里(Yoshizumi Yuri)山梨県 48:42
2.上田 絢加(Ueda Ayaka)東京都 53:56
3.楠田 涼葉(Kusuda Suzuha)大阪府 54:53
4.小林 華蓮(Kobayashi Karen)長野県 57:07
5.沢田 愛里(Sawada Airi)北海道 57:45

MEN
1.近江 竜之介(Omi Ryunosuke)京都府 41:40
2.宮原 徹(Miayahara Toru)静岡県 42:50
3.上正原 真人(Kamishohara Masato)群馬県 43:55
4.須賀 暁(Suga Satoru)宮城県 44:29
5.加藤 聡(Kato Satoshi)愛知県 44:31

2020スカイランニング・ユース日本選手権 トップ5

YOUTH WOMEN
1.小林 華蓮(Kobayashi Karen)長野県 57:07
2.若林 綾(Wakabayashi Aya)京都府 59:14
3.佐俣 明香莉(Samata Akari)神奈川県 59:52
4.山本 乃愛(Yamamoto Noa)石川県 1:09:36
5.本郷 沙穂(Hongo Saho)岡山県 1:13:50

YOUTH MEN
1.近江 竜之介(Omi Ryunosuke)京都府 41:40
2.上正原 真人(Kamishohara Masato)群馬県 43:55
3.星野 誉貴(Hoshino Yoshiki)群馬県 46:01
4.松本 良介(Matsumoto Ryosuke)群馬県 46:05
5.近江 仁之介(Omi Jinnosuke)京都府 47:34

2020スカイランニング日本選手権

尾瀬岩鞍バーティカルキロメーター