コロナ禍により大幅に変更を余儀なくされた2020年ですが、残りの期間におけるスカイランニングの公認大会についてまとめましたので紹介いたします。コロナ禍に負けず、スポーツの灯を灯し続けてまいりましょう。
まず、本格的に公式戦が再開される10月までの期間において「2020スカイランニング特別交流戦」が開催されます。既にスカイレースとバーティカルの個人戦は8月に嬬恋で開催されました。9月20日にクラブチーム交流戦（丸沼高原日光白根山アセント）、9月26・27日にジュニア交流戦（たかやしろトレイルランニングレース）が開催されます。交流戦はスカジャパTVでも番組を放送する予定ですのでお楽しみに。
10月には2020年のハイライトとなる日本選手権が群馬県と長野県で開催されます。10月10・11日はスピード・バーティカル（尾瀬岩鞍バーティカルキロメーター）。10月19日はスカイ・ウルトラ（志賀高原エクストリームトレイル（ミドル））の2020日本チャンピオンが決定されます。昨年は台風のため中止となってしまったスピードの日本選手権は傾斜40度超えのジャイアントウォールを舞台に開催されます。スカジャパTVでも放送予定ですのでどんな映像になるか楽しみです。また、4種目の合計ポイントで都道府県対抗ランキングも出されますので、その行方にも注目です。
11月以降は、中止や延期が相次いでいた地域選手権の開催ラッシュとなります。11月1日には北信越選手権（SKY）の 烏帽子スカイラン（スカイレース） と中四国選手権（VK）の 四国中央スカイラン 。11月8日には近畿選手権（SKY）の黒井城トレイルランニングレース（エクストリーム） と中四国選手権（SKY）のOSORAKAN Lumberjack Trail 2020（ミドル） 。11月29日には北信越選手権（VK）の 鹿島槍スーパーバーティカル 。12月には関東選手権（VK）の東京バーティカルレースが開催予定です。既にエントリーが始まっている大会も多いですので、ぜひそれぞれの大会の情報をご確認ください。
残念ながら2020シーズンは中止となってしまった「スカイランナージャパンシリーズ（通称：SJS）」の公式戦ですが、烏帽子スカイランのVKとSKY、びわ湖バレイスカイランのVKは、予定通り単体のレースとして開催します。既に両大会ともにエントリーが開始されています。2021シリーズに向けてのモチベーションアップのためにも、世界標準のスカイランニングに挑戦してみてはいかがでしょう。
ジャパンシリーズは中止となりましたが、地域シリーズとして「長野シリーズ」が開催されます。長野県内で開催される公式戦（たかやしろ、烏帽子VK、烏帽子SKY、鹿島槍VK）の3戦の合計ポイントでランキングが決定されます。各レースのチャンピオンにはウィナービブ、シリーズ上位3名には主管する長野県スカイランニング協会よりメダルが授与されます。長野シリーズですが、長野県外の在住者の参戦も可能なオープンなシリーズ戦です。2020シーズンに日本国内で唯一のシリーズチャンピオン決定戦は盛り上がりそうですね。
その他にも、丘やタワーを空に向かって駆け登るJSA公認レース・コースのイベントが開催されます。北海道では、9月13日に和寒町にてHIGASHIYAMA500、10月18日に比布町でPIPPU1000、の2大会が姉妹大会として開催されます。北海道ではスキー場のゲレンデを使っての駆け登り大会への人気が高まっており、この2大会でスカイスピード種目の王者を決定するということです。また、東京では11月15日に東京タワー階段競走が開催される予定です。11月15日にVWC戦として開催予定であった大阪のハルカススカイランは残念ながら中止となりましたが代替の企画が水面下で進行中です。
ただし、コロナ禍は終息しておりません。JSAでは競技特性に応じた感染防止の指針を出しておりますので、今後も引き続き大会やイベントの関係者・参加者の皆様にご確認いただき、皆が安心してスカイランニングを楽しめようご協力いただければ幸いです。また、感染症対策に関係なく山岳スポーツ特有の危険も多くあります。先日JSAで発信しました快速登山の注意点（2020秋山版）も合わせてご確認いただきますようお願い致します。
スカイランニング等のイベント再開に関する当面の指針 (2020.05.27版)
※指針の内容は部分的に変更していく場合があります
