6月17日(日)、第1回目となる2018スカイランニング北陸選手権として『立山山麓トレイルラン』が富山県立山町で開催されました。
同大会は12回目の開催で、立山山麓スキー場や大品山、瀬戸蔵山、極楽坂山といずれも標高が1000mを超える山々を踏破する20Kmで累積標高差約2000mのコース。アップダウンの激しいよりハードなコースへと3年前より変更となりました。
2018年北陸選手権は北陸地方(福井、石川、富山、新潟)在住の選手が対象になる全国で開催される地域選手権の1つ。男子北陸選手権の初代優勝者は福井県の宮川朋史(Tomofumi Miyagawa)が4位まで3分以内という接戦を2時間22分04秒で制しました。2位には富山県の19歳の山下陽輝(Haruki Yamashita) +1分44秒の2時間23分50秒。3位は新潟県の24歳遠藤健太(Kenta Endo)が4位となった吉田岳生(Takeo Yoshida)(福井県)と3秒差の僅差で競り勝ちました。5位には17歳の広瀬崚(Ryo Hirose)(富山県)が入り、10代~20代の若手の活躍が目立つ結果となりました。
女子は石川県の折戸小百合(Sayuri Orito)が3時間14分09秒で北陸選手権初代女王に輝きました。2位には18歳の広瀬悠(Haruka Hirose)(富山県)が3時間30分44秒、3位は森田泉(Izumi Morita)(富山県)が3時間36分20秒でした。各地で活躍する折戸が貫禄の優勝を果たし、それに続くように新しい選手たちが出てくる展開となりました。
一方で総合で最初にゴールしたのは男女ともに北陸地方勢以外の選手でした。男子は長野県の宮川徹也(Tetsuya Miyagawa)が2時間22分04秒で北陸選手権トップの宮川朋史と同時ゴール。終始接戦を繰り広げ、ラストで一歩前に出た展開。
女子は北海道の高村貴子(Takako Takamura)が最初にゴール。タイムは驚愕の2時間38分35秒。男女合わせても6位のタイムでのゴールでした。7月から参戦の世界シリーズ戦に向けて、弾みになったのではないでしょうか。
また、今回立山トレイルランニングレースはキッズ部門が新設され、JSA公認ジュニアシリーズの第3戦としても開催されました。キッズ2kの部、ショート5Kの部ともに13名の参加があり、未来のスカイランナーたちが元気一杯快晴の立山山麓を駆け抜けました。
スカイランニングは大人だけでなく子供たちにも開かれたスポーツです。JSAでは安全面・運営面等でジュニア世代やファミリーで参加するのに相応しい山岳レースをJSAジュニアシリーズ戦と位置付けています。ご家族での挑戦をお待ちしております!!
JSAジュニアシリーズ第4戦の舞台は「THE岩櫃城 忍び登山」になります。
地域選手権は今年は日本各地で5大会開催されます。スカイランニング競技の振興とルール普及を目的としていますが、地域を代表する山岳レースを位置付けており、参加することで日本各地の山岳の魅力を知る意味もあるシリーズでもあります。次戦は関東選手権、7月8日の北丹沢山岳耐久レースです。
2018世界選手権日本代表である大瀬和文、近藤敬仁、東徹、三浦裕一、矢嶋信、2016SKY王者牛田美樹ら強豪が参戦予定。今週末もスカイランニングに注目が集まります。
2018北陸選手権
男子
1.宮川 朋史 / Tomofumi Miyagawa 福井県 2:22:04
2.山下 陽輝 / Haruki Yamashita 富山県 2:23:50
3.遠藤 健太 / Kenta Endo 新潟県 2:24:44
女子
1.折戸 小百合 / Sayuri Orito 石川県 3:14:09
2.広瀬 悠 / Haruka Hirose 富山県 3:30:44
3.森田 泉 / Izumi Morita 富山県 3:36:20
立山山麓トレイルラン 総合
男子トップ3
1.宮川 鉄也 / Tetsuya Miyagawa 2:22:04
2.宮川 朋史 / Tomofumi Miyagawa 2:22:04
3.山下 陽暉 / Haruki Yamashita 2:23:50
女子トップ3
1.高村 貴子 / Takako Takamura 2:38:35
2.折戸 小百合 / Sayuri Orito 3:14:09
3.須藤 吉仕子 / Kishiko Suto 3:23:36