都市のシンボルであるタワーや超高層ビルの階段を駆け上がる都市型種目「バーティカルランニング(階段垂直マラソン)」の国内サーキットが5月に開幕します。サーキット名は「2022 YOKOMORI VERTICALRUNNING JAPAN CIRCUIT(2022 YOKOMORI VJC)」であり、舞台は名古屋・東京・大阪のランドマーク。全3戦の獲得ポイントで年間ランキングが決定します。2022 YOKOMORI VJCは選抜された30名のエリート選手のみが参戦できる特別なサーキットとなります。 ※名古屋会場と大阪会場では一般部門も開設し、同日開催します

VJC公式サイト

4月20日(水)には東京スカイツリー®にて記者発表が行われました。VJC出場選手を代表して7名の選手が参加しました。選手を代表して挨拶した渡辺良治(Watanabe Roji)はバーティカルランニングについて次のように語りました。

バーティカルランニングは世界で延べ数十万人が参加する熱狂的な競技。特別な用具や技術も必要ないため参加する敷居が低く、誰もが使う階段を何百段も何千段も登るという非日常を味わえる。そして、一歩一歩自分で登っていったからこそ味わえる最高の景色が待っている。一瞬を争うエリート選手では想像を絶する苦しみが襲ってくるが、だからこそ乗り越えた先にはフルマラソンを走ったのと同じぐらいかそれ以上の達成感があると思う。さらに、競争相手との間に連帯感や友情意識が芽生える。国籍も人種も性別も全く関係ない、スポーツを通じて人類の平和な社会をつくるというスポーツ本来の役割が発揮できる。そういう魅力がグッと詰まった競技である。

記者会見動画 https://youtu.be/axSpV1suBw8 (※選手登場は35:40あたりから)

VJC出場全アスリート

エリート選手を代表して挨拶をした渡辺選手 ©MEETING
選手だけでなく各タワーのマスコットも集結 ©MEETING

バーティカルランニングはVWC(バーティカルワールドサーキット)がISF主管のもと世界各国のタワーを会場に開催されてきましたが、国内サーキットの開催は初となります。バーティカルランニング(タワーランニング)は中国を始め超高層ビルが林立したアジア各国の都市ではポピュラーなスポーツです。日本でもVJCの開催を契機に令和時代のアーバンスポーツやフィットネスとして広く普及していく可能性があるといえます。

なお、VJC第2戦の東京大会は、第1回目となる全日本バーティカルランニング選手権大会を兼ねています。5月21日に開催される名古屋大会の上位選手が参加できます。都市の最高峰に駆け登るバーティカルランニングに是非挑戦してみましょう!!

全日本バーティカルランニング選手権大会