2年に1度の山岳ランニングの世界最高峰である『2018スカイランニング世界選手権』が9月13日にイギリス・スコットランドで開幕しました。第1日目の種目としてVK(バーティカルキロメーター/5km/+1000m)が実施されました。世界各国からハイレベルな選手が集結した中、コースレコードで優勝したのはスイスのレミ・ボネ(Remi Bonnet)とスペインのラウラ・オルゲ(Laura Orgue)。日本勢としては男子の宮原徹(Toru Miyahara)が7位入賞という好成績を収めました。
ISF公式 (2018 Skyrunning World Championships)
VK種目 ISF公式レポート(Gold medals and records for Bonnet and Orgué)
世界選手権VKは、30秒おきに選手が出るインターバルスタートで実施されました。一般参加者がスタートした序盤は曇り空でしたが、エリートがスタートする終盤の山頂付近では猛烈な冷風の中に氷雨が降り注ぎ時々霰(あられ)も舞う過酷な条件の中で実施されました。慣れないスコットランドの気候に体温が奪われ続ける中、6名の日本代表は全力を尽くして標高差1000mを駆け登りました。
![7位入賞を果たした宮原だが、ゴール後は1時間ほどスタッフのテントで待機して体温を取り戻してから下山した ©Sho Fujimaki](https://skyrunning.jp/system/wp-content/uploads/2018/09/DX_1549-e1536920763928.jpg)
![初の世界戦ながら個人18位と健闘した新牛込。ゴール後も日本チームを応援する元気が唯一あった ©Sho Fujimaki](https://skyrunning.jp/system/wp-content/uploads/2018/09/DX_1631-e1536920819870.jpg)
![全力で駆け登る永里。機内サービスの靴下を利用したお手製のアームウォーマーに救われたそうだ ©Sho Fujimaki](https://skyrunning.jp/system/wp-content/uploads/2018/09/DX_1304-e1536920893460.jpg)
![世界戦初出場の五郎谷。富士登山競走の王者も今回は世界の高い壁を乗り越すことはできなかった ©Sho Fujimaki](https://skyrunning.jp/system/wp-content/uploads/2018/09/DX_1620-e1536920849598.jpg)
![ゴールを目指す小川。ジャケットを着ることができなくなるほど身体が冷え切ってしまった ©Sho Fujimaki](https://skyrunning.jp/system/wp-content/uploads/2018/09/DX_1456-e1536920876209.jpg)
![着込んでスタートしたものの完全に体が冷え切ってしまった吉住。下山後にバスタブで体を温めた ©Sho Fujimaki](https://skyrunning.jp/system/wp-content/uploads/2018/09/DX_1568-e1536920796315.jpg)
Salomon Mamores VK results(2018 Skyrunning World Champs – VK)
Men
1.Rémi Bonet (SUI) – 39’23”
2.Thorbjørn Ludvigsen (NOR) – 41’49”
3.Stian Angermund-Vik (NOR) – 41’50”
4.Alex Oberbacher (ITA) – 42’34”
5.Jan Margarit (ESP) – 42’58”
7.Toru Miyahara (JPN) – 44’02”
18.Takashi Shinushigome (JPN) – 45’48”
23.Goki Nagasato (JPN) – 46’51”
30.Shun Goroutani (JPN) – 47’32”
Women
1.Laura Orgué (ESP) – 51’35”
2.Lina El Kott Helander (SWE) – 52’34”
3.Hillary Gerardi (USA) – 52’53”
4.Elise Chabbey (SUI) – 53’59”
5.Gisela Carrión (ESP) – 54’40”
35.Mina Ogawa (JPN) – 1h04’02”
36.Yuri Yoshizumi (JPN) – 1h04’04”
世界の頂点を目指して駆け登る日本代表への支援・応援をよろしくお願いいたします!!
※今回の開催地は日本から遠く離れたスコットランドであるため、各選手の個人負担が大きくなっている現状があります。皆さんのご支援は選手たちの渡航費用や宿泊費の一部として使わせていただきます。