9月13日(日)、SJS(スカイランナー・ジャパン・シリーズ)第4戦『蔵王温泉スカイトレイル』が山形県山形市蔵王温泉で開催されました。男子は大会2連覇で須賀 暁/SATORU SUGA(THE NORTH FACE)、 女子は大会初参加の丹羽 薫/KAORI NIWA(SALOMON)が優勝を飾りました。両名共にSJS初タイトルとなり、東北勢(須賀)と近畿勢(丹羽)としても初めてのウィナービブ獲得となります。
コースは蔵王最高峰の熊野岳(1840m)山頂を通過する、全長32km、累積標高差2200m。蔵王山のシンボルの御釜を望み、森林のトレイルからテクニカルな岩場まで変化にとんだコース設定です。
午前8時、蔵王温泉街をスタート。序盤10kmほどの比較的緩やかなトレイル区間では、若手の名取将大/MASAHIRO NATORI(LA SPORTIVA)が先頭を引っ張り、星野和昭/KAZUAKI HOSHINO(JST北関東)、 須賀暁、小川壮太/SOTA OGAWA(SALOMON)、森本幸司/KOJI MORIMOTO(THE NORTH FACE)、牛田美樹/MIKI USHIDA(INOV-8)が続きます。中盤、樹氷で有名なゲレンデを通過する標高差1000mの登りで、 須賀、星野、小川の3名が先頭集団として抜け出しました。後半はタイム差の少ない中でのデッドヒート。終盤、星野が抜け出すものの、ゴール手前での痛恨のミスコース。すぐ後ろを追いかけていた須賀が逃げ切り大会2連覇を成し遂げました。
女子は、序盤から丹羽 薫が独走。小林知美/TOMOMI KOBAYASHI(JST南関東)、岩楯志帆/SHIHO IWADATE(JST南関東)が2人同時に追う展開となりました。7月のスカイランニング日本選手権(美ヶ原80k)で2位の丹羽は持ち前の持久力で、後 半も後続を引き離し初優勝を成し遂げました。2位争いは終盤までもつれましたが、走力に勝った小林が2位、SJS上位常連の岩楯は今回も安定した実力をみせて3位に入りました。4位にはSJS上位常連の須藤吉仕子/KISHIKO SUTO(INOV-8)、 5位には男子2位の星野の妹である星野まゆみ/MAYUMI HOSHINOが入りました。
2015スカイランナー・ジャパン・シリーズは次回が最終戦となります。10月25日(日)、宮崎県西米良村で開催される『西米良スカイランニングクエスト』で2015SJSランキングが決定します。
蔵王温泉スカイトレイル 男女トップ5
男子
1.須賀 暁/SATORU SUGA(THE NORTH FACE) 3:14:21
2.星野 和昭/KAZUAKI HOSHINO(JST北関東) 3:14:55
3.小川 壮太/SOTA OGAWA(SALOMON) 3:15:13
4.森本 幸司/KOJI MORIMOTO(THE NORTH FACE) 3:18:56
5.牛田 美樹/MIKI USHIDA(INOV-8) 3:26:16
女子
1.丹羽 薫/KAORI NIWA(SALOMON) 4:23:00
2.小林 知美/TOMOMI KOBAYASHI(JST南関東) 4:36:07
3.岩楯 志帆/SHIHO IWADATE(JST南関東) 4:37:00
4.須藤 吉仕子/KISHIKO SUTO(INOV-8) 4:58:32
5.星野 まゆみ/MAYUMI HOSHINO 5:07:13
2015SJSランキング ※暫定順位
男子
1.小川 壮太 254pt
2.森本 幸司 228pt
3.渡辺 良治 220pt
4.星野 和昭 212pt
5.石井 克弥 208pt
女子
1.長谷川香奈子 300pt
2.福田由香里 288pt
3.丹羽 薫 276pt
4.岩楯 志帆 254pt
5.須藤 吉仕子 222pt