6月10日(土)、長野県上田市の菅平高原でスカイスピード日本選手権「サナダバーティカル100」が開催されました。スカイスピードは標高差100mを一気に駆け登るスカイランニングのスプリント種目。予選から決勝までの勝ち抜き戦となります。太郎ゲレンデの特設された大会コースは距離300m・平均傾斜は33%となります。日本初開催となった歴史的なレースに全国から集まった83名のスカイランナーが挑戦しました。

上級ゲレンデを使った特設コース。全長300m・標高差100m 🄫Fields
上級ゲレンデを使った特設コース。全長300m・標高差100m 🄫Fields

女子は8名が挑戦しました。人数の関係上、予選は全員が通過となり、準決勝・決勝と3回の勝ち抜き戦でランキングが決定されました。初代女王となったのは、2017ユース選手権の女王である滝澤空良(Sora Takizawa)。北海道でのスキーや山岳ランニングで鍛えぬいた底力を見せつけ、決勝では2位以下を突き放しての圧勝でした。

後続を大きく離して初代女王となった滝澤選手 🄫Fields
後続を大きく離して初代女王となった滝澤選手 🄫Fields

2位・3位は、愛知県在住の小学5年生・織田晃帆(Akiho Oda)と、神奈川在住でユース日本代表の栗崎恵理子(Eriko Kurisaki)との大接戦となりました。最後の10メートルで抜け出したのは、中盤まで後ろに付けていた織田。ラストスパートで一気に2人を抜き去りました。惜しくも3位となった栗崎もユース代表に相応しい登坂力を見せてくれました。4位には松山なつみ(Natsumi Matsuyama)、5位には須藤吉仕子(Kishiko Suto)、6位には加藤倫子(Michiko Kato)がランクインしました。

男子は75名が挑戦しました。予選・準々決勝・準決勝・決勝の合計4回の勝ち抜き戦でランキングが決定されました。初代王者となったは、ハルカスSKYRUNで日本人1位となった“階段王”の渡辺良治(Ryoji Watanabe)でした。予選からの3回戦は余力を残しておき、決勝ではスタートから先頭に立つ“全力疾登”で栄冠を勝ち取りました。

ハイレベルなメンバーが揃った男子のスタートシーン 🄫Fields
ハイレベルなメンバーが揃った男子のスタートシーン 🄫Fields

男子も2位・3位は胸の差で決まった大接戦となりました。2位にランクインした長田豪史(Goshi Osada)は、終盤、王者の渡辺良治の背後に迫る、素晴らしい駆け登りを見せてくれました。3位の吉野大和(Yamato Yoshino)は猛烈なラストスパートで2位の長田を追い上げました。長田も吉野もユース世代であり、7月のユース世界選手権での活躍が期待されます。4位には八田康裕(Yasuhiro Hatta)、5位には北原崇志(Takashi Kitahara)、6位には涌嶋優(Suguru Wakushima)が初代ファイナリストとしてランクインしました。

スカイスピードは2012年にスペインで開催されたスカイゲームス(SKYGAMES=スカイランニングのオリンピック的なイベント)で正式種目に採用されていた種目です。現在は世界シリーズなどは無い状況ですが、スカイランニングが盛んな各地域で独自に開催されています。今後のバーティカル種目の発展に伴い、注目されてくるスプリント種目であるといえます。標高差が小さい地域でも開催が可能なスカイスピード。“空へ向けて駆け登る”というスカイランニングの世界観を、エンターテイメントとして広く一般に伝える可能性のある種目だといえるでしょう。スカイスピード日本選手権は毎年の開催を予定しています。第2回大会への挑戦をお待ちしております。

スカイスピード日本選手権「サナダバーティカル100」トップ6(ファイナリスト)

女子
1.滝澤空良 / Sora Takizawa
2.織田晃帆 / Akiho Oda
3.栗崎恵理子 / Eriko Kurisaki
4.松山なつみ / Natsumi Matsuyama
5.須藤吉仕子 / Kishiko Suto
6.加藤倫子 / Michiko Kato

男子
1. 渡辺良治 / Ryoji Watanabe
2. 長田豪史 / Goshi Osada
3. 吉野大和 / Yamato Yoshino
4. 八田康裕 / Yasuhiro Hatta
5. 北原崇志 / Takashi Kitahara
6. 涌嶋 優 / Suguru Wakushima

大会ホームページ

全リザルト