JSA公認レース 申請の案内

1.はじめに

各地域のレース規則は JSA が定めるスカイランニング競技規則と矛盾がないものでなければなりません。衝突・矛盾がある場合には、JSA 規則に表記されている見解と JSA による決定が優先されます。

2.申請方法と注意点

申請の前提
・いずれの JSA 公認レースの申請者も、競技規則の一般原則に目を通し、内容について理解受諾していることが求められます。

申請の方法
・JSA 公認レースの申請先は、JSA 事務局となります。
・申請の方法は、所定の登録フォームへの記入・送信にて行われます。登録フォームのリストは全て埋められていなければなりません。

審判長
・いずれの JSA 公認レースも JSA 登録会員を審判長として指名しなければなりません。
・審判長はレースの前後にわたって、適切な運営が行われていることを確認・監視する役目があります。

第 1 種公認レースへの出願
・ 第 1 公認レース(日本選手権、スカイランナージャパンシリーズ)への出願に関しては入札制とします。
・競技会主催者(オーガナイザー)は、スポンサーシップ(後援協賛)、賞、ルールの遵守(強制執行)、財務的責務事項、保険、グッズやサービスの入手可能性や提供について、プロモーション(宣伝)等、権利と義務を含た数々の責務事項について同意しているという契約書を、JSA と交わさなければならなりません。
・JSA 競技委員会は出願について検討し、最終決定を下すために必要となる、より多くの情報を求めていきます。必要に応じて、JSA 競技委員会は競技主催者や運営者との会議を招集することがあります。

競技会の自動公認
・第1種公認レース、及び、ISF 公認の国際競技会は、自動的に JSA 公認レースと位置付けられます。
・第1種公認レース、及び、ISF 公認の国際競技会の審判長は、JSA 競技委員、もしくは、JSA 競技委員会が指名した者が担当します。

「スカイランニング」の可視化の義務
・いずれの JSA 公認レースも「スカイランニング」という国際的スポーツについて正しく伝える役目が求められます。他競技との混同する表現は、原則として認められません。
・いずれの JSA 公認レースも、JSA の定めるロゴを WEB や作成物にて掲示し、JSA 公認レースであることを可視化することが義務付けられます。

追加審査
・JSA 競技委員会と安全環境委員会によって、審査のための資料の提出を求められる場合があります。例えば以下の資料となります。
1.大会要項・運営マニュアル(スタッフ用資料)
2.大会組織の図・名簿
3.大会コース図(人員配置、危険個所があるもの)
4.事故や災害など緊急時の対処マニュアル
※この他にも、リスクマネージメント等に関しての聞き取り調査を実施する場合があります。

安全対策
・JSA 公認レースで死亡事故などの重大事故が起きた場合は、JSA 競技委員会、JSA 安全環境委員会、大会運営者、大会審判、等からなるチームを結成し、事故原因の解明と再発防止策について検討する(仮称)事故調査委員会を設立します。
・1月~3月のオフシーズン時に JSA はスカイランニング大会の運営者向けに、安全や規則等に関する研修会を実施します(2018年度から実施)。JSA 公認大会の運営者は特別な事由が無い限り、研修会への参加がJSA 競技委員会より求められます。

公認の抹消
・JSA が定める諸規則に反する行為等がみられた場合、JSA 理事会にて公認の抹消が決議されます。この場合は、いかなる競技会も JSA 公認レースには含まれません。

3.申請用登録フォームの内容

■申請者の基本情報
・氏名
・生年月日
・性別
・連絡先(電話番号)
・連絡先(メールアドレス)

■審判長の基本情報
・氏名
・生年月日
・性別
・連絡先(電話番号)
・連絡先(メールアドレス)

■大会の基本情報
・大会名
・英語表記
・開催予定日
・開催地(都道府県)
・開催地(市町村名)
・運営主体(組織名)
・大会ホームページ URL

■レースの基本情報
・レース名
・種目名(該当するものを選択)
・ULTRA SKYMARATHON®(ウルトラスカイマラソン)
・SKYMARATHON®(スカイマラソン)
・SKYRACE®(スカイレース)
・VERTICAL KILOMETER®(バーティカルキロメーター)
・SKYSPEED(スカイスピード)
・SKYSCRAPER RACING(超高層ビルレース) / VERTICAL RUNNING(バーティカル・ランニング)
・SKYBIKE(スカイバイク)
・SKYRAID(スカイレイド)
・SHORT SKYRACE(ショートスカイレース)
・MINI SKYRACE(ミニスカイレース)
・MINI VERTICAL(ミニバーティカル)
・定員:名
・沿面距離:km
・累積標高差:m
・最高標高地点:m
・最低標高地点:m
・未舗装率:%
・技術的難易度(該当するものを選択)
・レベル1(初級)★
概ね整備されたルート。転んだ場合でも転滑落の可能性は低い。道迷いの心配は少ない。
・レベル2(中級)★★
沢、崖、場所により雪渓などを通過。急な登下降がある。道が分かりにくい所がある。
転んだ場合に転落・滑落事故につながる場所がある。
・レベル3(中上級)★★★
ハシゴ・くさり場、また、場所により雪渓や渡渉箇所がある。ミスをすると転落・滑落などの事故となる場所がある。
・レベル4(上級)★★★★
厳しい岩稜や不安定なガレ場、ハシゴ・くさり場、場所により雪渓や渡渉箇所がある。
手を使う急な登下降がある。
ハシゴ・くさり場などの人工的な補助は限定的で、転落・滑落の危険箇所が多い。
・レベル5(超上級)★★★★★
緊張を強いられる厳しい岩稜の登下降が続き、転落・滑落の危険箇所が連続する。