5月27日(日)、長野県木島平村でJSAジュニアシリーズ第2戦「たかやしろトレイルランニングレース」が開催されました。ジュニアシリーズは、山岳を駆け登る楽しさや爽快さを体験することができ、なおかつ、ジュニア世代の育成に重点をおいて開催されている上信・北陸エリアの山岳レースをまとめたものです。対象となるのは小学生と中学生となります。

スタート前「エイエイオー!」の元気な掛け声が響き渡る ©たかやしろトレイルランニングレース
スタート前「エイエイオー!」の元気な掛け声が響き渡る ©たかやしろトレイルランニングレース

今年で12回目を迎える「たかやしろ」は、地元のスキークラブ「Insideout Ski Club」が主催しています。冬季にノルディックスキーに取り組む小学生・中学生を中心に、毎年多くのジュニア世代が参加し切磋琢磨するレベルの高い大会となっています。中学生は18歳以上の一般の部と同じコースで、木島平村のシンボル「高社山(こうしゃさん)」(1351m)を踏破し駆け下る、距離12㎞、累積標高1000mのハードなコースにチャレンジしました。

高社山の山頂を踏破する中学生、一般の部の大人と競い合う ©たかやしろトレイルランニングレース
高社山の山頂を踏破する中学生、一般の部の大人と競い合う ©たかやしろトレイルランニングレース

中学生男子の部では、城北中学校スキー部(長野県)の小笠原舜(Shun Ogasawara)が優勝、女子の部では木島平中(長野県)の山崎吏桜(Rio Yamazaki)が優勝を飾りました。山崎は、一般・高校生を含む総合の部でも第2位、そしてジュニアシリーズ第1戦「上田バーティカルレース」でも中高生の部で優勝しており、圧倒的な強さをみせました。

チームメートだってライバルだ! ©たかやしろトレイルランニングレース
チームメートだってライバルだ! ©たかやしろトレイルランニングレース

午後は小学生の部が開催されました。小学1・2年生は1.5km、小学3・4年生、5・6年生は3.0kmのゲレンデ内を駆けるコースです。会場にいるたくさんの大人たちの声援を受け、子供たちはアップダウンをものともせず、最後まで全力で駆け抜けました。ゴール後のやり切った表情、悔し涙をこぼす姿、満面の笑顔。すべての子供たちが輝いていました。自分のレースを頑張るだけでなく、チームメートを一生懸命応援する姿は立派でした。小さなアスリートたちは、数年後には中学生となり木島平村のシンボル「高社山」を目指して駆け上ることでしょう。

最後まで全力でゴールを目指す姿は誰にも負けない ©たかやしろトレイルランニングレース
ハチマキは気合の印(しるし) ©たかやしろトレイルランニングレース
全力で駆け抜けるジュニアアスリート ©たかやしろトレイルランニングレース
全力で駆け抜けても結果に納得いかないときがある。だからまたチャレンジ! ©たかやしろトレイルランニングレース
一緒に写っている「えのたん」は小学生に大人気 ©たかやしろトレイルランニングレース
一緒に写っている「えのたん」は小学生に大人気 ©たかやしろトレイルランニングレース
数年後には、後ろに聳え立つ「高社山」を目指して駆け上るのだろう ©たかやしろトレイルランニングレース
数年後には、後ろに聳え立つ「高社山」を目指して駆け上れ! ©たかやしろトレイルランニングレース

2018JSAジュニアシリーズは長野県・群馬県・富山県で開催されます。次回は6月17日の「立山山麓トレイルラン」となります。スカイランニングは大人だけでなく子供たちにも開かれたスポーツです。JSAでは安全面・運営面等でジュニア世代やファミリーで参加するのに相応しい山岳レースをJSAジュニアシリーズ戦と位置付けています。ご家族での挑戦をお待ちしております!!

たかやしろトレイルランニングレース 大会公式ページ

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2018JSAジュニアシリーズ