8月25日(土)、中国の北京で開催されたバーティカルランニングの世界シリーズ戦VWC/バーティカル・ワールド・サーキット第5戦」において、渡辺良治(Ryoji Watanabe)が最後までトップを争う大活躍で2位に入りました。渡辺は5月のソウル大会の3位、7月のマニラ大会の2位に次いで、今期3度目の表彰台。年間合計ポイントで競うVWCランキングも4位に上昇しました。

2018VWCは世界10都市で開催される ©VWCVWCは世界各地の大都市の超高層ビルを駆け登る、バーティカルランニング(都市型スカイランニング)の世界シリーズ戦です。2018シーズンは世界9都市で開催され、大阪で11月4日に開催されるハルカススカイランも第7戦として位置付けられます。北京大会の正式名称は「China World Summit Wing Beijing Vertical Run」となります。高さ330m、82階まで2041段を700名が駆け登りました。

『階段王』の文字が背中に入った渡辺 ©VWC
『階段王』の文字が背中に入った渡辺 ©VWC
狭いスタートゲートからのエリート男子の一斉スタート。序盤の順位も重要だ ©VWC
狭いスタートゲートからのエリート男子の一斉スタート。上位に入るためには序盤の順位も重要だ ©VWC
女子エリート部門に出場した立石ゆうこ(Yuko Tateishi)は惜しくも4位で表彰台を逃した ©VWC
女子エリート部門に出場した立石ゆうこ(Yuko Tateishi)は惜しくも4位で表彰台を逃した ©VWC

VWCのボーナスポイントが付くこともあって、強豪たちが参加した今大会でしたが、世界王者であるピーター・ロボジンスキー(ポーランド)が不参加ということもあって、渡辺は初タイトル獲得を狙ってスタート地点に立ちました。今大会の筆頭優勝候補であったマーク・ボーン(オーストラリア)に勝つために導き出した作戦は「先行逃げ切り」。渡辺は序盤よりエリート集団の先頭で急峻な階段を駆け登ります。

エリート男子トップ3。右から2位の渡辺、優勝したマーク・ボーン、3位のへ・リャンリャン ©VWC
エリート男子トップ3。右から2位の渡辺、優勝したマーク・ボーン、3位のへ・リャンリャン ©VWC
優勝した実力者のマーク・ボーンのゴール。この2秒後に渡辺がゴールした ©VWC
優勝した実力者のマーク・ボーンのゴール。背後に渡辺の姿が!惜しい! ©VWC

中盤では2階分(12秒程度)の差を後続とつけて渡辺はリードします。終盤の70階に差し掛かり「勝てるかもしれない」という気持ちが芽生えてきた、その矢先、2位につけてきたマーク・ボーンの呼吸音が聞こえ始めました。「追いつかれたら終わりだ」直感的にそう感じたそうですが、序盤の疲労もあって、渡辺はペースが上がらず。82階のゴール直前の79階でついに追いつかれ、81階で追い抜かれてしまいました。渡辺は「負けたくない」という気持ちで必死に食らいつくものの、惜しくも2秒差の2位でゴールという結果になりました。

表彰台に上がる姿は恒例となった ©VWC
表彰台に上がる姿は恒例となった ©VWC

今回は惜しくも初タイトルの獲得を逃した渡辺。しかし、昨年の同大会よりも48秒もタイムを縮めたという自信と、先行逃げ切り型の作戦の感触をつかめたという大収穫を得ることができました。渡辺は世界の階段王を目指して、10月の上海、11月の大阪、12月の香港大会に参戦予定です。引き続き、応援をよろしくお願いします!!

完登賞のメダル ©VWC
完登賞のメダル ©VWC

 

China World Summit Wing Beijing Vertical Run results

Men

  1. Mark Bourne (AUS) – 10’09”
  2. Ryoji Watanabe (JPN) – 10’11”
  3. LianLiang He (CHN) – 10’49”
  4. Wai Ching Soh (MAS) – 11’32”
  5. Mikel Besora (ESP) – 11’56”

Women

  1. Suzy Walsham (AUS) – 11’58”
  2. Linming Chen (CHN) – 13’02”
  3. Muhua Jian (CHN) – 13’18”
  4. Yuko Tateshi (JPN) – 13’47”
  5. Alice McNamara (AUS) – 14’10”


大会ホームページ

大会レポート(VWC公式/英文)


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