2023シーズンよりJSAが主催する新しい山岳シリーズ『V GAMES JAPAN』(読み方:ブイ ゲームズ ジャパン)についての概要を発表します。


ABOUT

概要説明
『V GAMES JAPAN』は日本独自のバーティカル(登山競走)の国内シリーズ戦です。地域のシンボルの頂を目指して山岳を駆け登るバーティカル(登山競走)は、100年以上前から日本各地で個々に開催されてきた歴史があります。『V GAMES JAPAN』により、新時代のスポーツとしてひとつに束ね、先人たちが築いてきた日本の登山文化を未来へと発展・継承していきます。

V GAMES JAPANロゴについて
バーティカル(登山競走)のシンプルで奥深い競技性を「V」を大きくすることで表現しています。
また、競技の厳しさ・楽しさを心拍数で表現することで、山岳に挑む挑戦者たちの心を表します。
日本において紫は古来より価値の高い特別な色です。
山紫水明という言葉があるように日本の美しい自然を現す色でもあります。

Vに込められた意味と目的
VERTICAL=山頂を目指して空に向かって駆け登る「快速登山(スカイランニング)」の魅力を高めます。
VARIETY=日本各地の山岳固有の歴史・文化・自然を尊重しスポーツの力で「地域の誇り」を高めます。
VICTORY=日本ランキングを決定し勝者を讃えます。選手交流を促進し「日本の実力」を高めます。

RACE

レース区分
①プラチナ(富士登山競走) ※オープンレース
②ゴールド(JSA本部(スカイランニング委員会)が推薦する大会/+800m以上) ※JSA登録選手限定(エリート部門)
③シルバー(JSA地域マネージャーが推薦する大会/+500m以上) ※オープンレース(地域選手権)
④ブロンズ(JSAクラブが推薦する大会/+100m以上) ※オープンレース
⑤グランドファイナル(最終戦) ※JSA登録選手限定(エリート部門)

レース基準
・JSA競技規則に基づき次の3つの条件を満たすこと
①山頂へ到達すること
※稜線・神社・山小屋・山頂駅等の山頂付近のランドマークへの到達でも可
②平均傾斜15%以上であること
※標高2000m以上へ到達する場合は平均傾斜12%以上でも可
※総距離の5%以上が30%以上の傾斜である(急登を含む)ことが望ましい
③総距離の85%以上が未舗装であること
※例外1:中心市街地を起点とする場合は50%以上が未舗装であれば可
※例外2:山岳が無い地域のクラブ推薦は階段を駆け登るステアクライミングも可

カレンダー等の発表スケジュール
・3月1日にプラチナ・ゴールド・グランドファイナルの対象レース詳細を発表
・シルバー・ブロンズの対象レースは順次追加で発表(4月上旬に最終的なカレンダーが決定される)

ランキング
・4戦の獲得ポイントで総合ランキングが決定。その他、年代別ランキング等が決定する。詳細は3月1日に発表

公式SNS

Instagram ➤ https://www.instagram.com/v.games.japan/

Facebook ➤ https://www.facebook.com/v.games.jpn/


補足説明
SJS(スカイランナージャパンシリーズ)について

2023 SJS(Skyrunner® Japan Series:スカイランナージャパンシリーズ)SKY種目のみで構成されて日本最高レベルの山岳サーキットとして実施されます。現在、ISFとの契約締結が進められており、2月中にはカレンダー・ルール詳細が発表されます。

SJSは、ISFがライセンスをもち各国の加盟団体により実施されているSNS(Skyrunner® National Series)の日本版となります。これまでは各加盟団体の裁量に委ねられてきた経緯がありましたが、2023シーズンよりISF認定コース(ISF Certified Course)のみでSNSは構成されるというシステムになりました。日本でこれまで公式戦として開催されてきたバーティカル(駆け登り)レースの多くは、地形的な制約もあり、5km以内で標高差1000mを駆け登る(下り坂は無し)というISFルールを厳密に満たしていません。なお、ISF認定コースである場合はSNSに加えることがバーティカルでも可能という指針です。したがって、2024年以降はSJSにバーティカルレースが加わる場合もあります。

まとめると、SJS(Skyrunner® Japan Series)日本の空を世界の空とつなげるシンボルとしての役割。新たに発足するV GAMES JAPANは日本の風土で培われてきた登山競走文化を過去から未来へと発展・継承していくシンボルとしての役割を、それぞれ果たしていく事になります。