コロナ禍による2020年大会の中止を経て、2年ぶりに23歳以下の若者たちの祭典2021ユーススカイランニング世界選手権(2021 Youth Skyrunning World Championships)が、イタリア・アブルッツォ州・グランサッソ山域を舞台に開催されました。同大会は2016年より毎年開催されており、Youth A (15-17歳)、Youth B (18-20歳) 、U23 (21-23歳)の3つの年代別カテゴリがあります。今回はコロナ禍の中での開催となりましたが19カ国から133名がエントリー。日本からは20歳以上の5名の選手が参戦し、少数ながらも国別ランキングで10位と健闘しました。

ユース世界選手権の舞台はイタリア半島の背骨であるアペニン山脈最高峰のグランサッソ
セレモニーにて各国のチームが紹介された(左から保倉・若林・服部・佐俣・小林) ©ISF/Discover Abruzzo

7月30日(金)、最初の種目のVK(バーティカルキロメーター)では距離3.5 kmで標高差1,000mを駆け登りました。男子は初海外レースとなる小林海仁(Kobayashi Kaito)保倉敏樹(Hokura Toshiki)がそれぞれ12位、15位と健闘、選手団唯一の経験者である服部一輝(Hattori Kazuki)はケガの復帰から間もない中、影響を最小限に留めて21位となりました。優勝を飾ったのは2020スカイランニング世界選手権VKにおいて2位となったスペインのダニエル・オサンツ(Daniel Osanz)、2018年大会から3連覇を達成。2位にはノルウェーのカスパー・フォッサー(Kasper Fosser)、3位にはスイスのダニエル・フォンタナ(Daniele Fontana)となりました。

初の海外レースで12位と健闘の小林 ©Gransasso skyrace/Discober Aburuzzo
15位の保倉 © Gransasso skyrace/ Alessio Placidi
怪我からの復帰した服部  © Gransasso skyrace/ Alessio Placidi

女子も共に初海外レースとなった若林綾(Wakabayashi Aya)が7位、佐俣明香莉(Samata Akari)が9位とTOP10に入る大健闘を見せました。優勝はチェコのバルボラ・マクロバ(Barbora Macurova)、2位にスペインのアンナ・グイラド(Anna Guirado)、3位にはイタリアのマルティナ・ビローラ(Martina Bilora)

女子7位と健闘した若林 ©Gransasso skyrace/Discober Aburuzzo
笑顔で駆け登る佐俣 © Gransasso skyrace/ Alessio Placidi

1日の休息日を挟み、8月1日に2種目目のSKY(スカイ)が開催されました。当初は21.6km 累積標高差2,226mのコースが設定されていましたが、当日は強風のため主稜線を除いた16kmのコースに変更。過去一番のスピードレースとなりました。

男子は、小林海人が18位、服部一輝が24位、保倉敏樹が25位。 優勝は、VKで2位であったノルウェーのカスパー・フォッサー(Kasper Fosser)、 2位はスペインのダニエル・オサンツ(Daniel Osanz)、3位はスイスのジョナス・ソルディ二(Jonas Soldini)となりました。

SKY優勝のカスパー・フォッサー ©ISF
男子トップ3 ©Gransasso skyrace/Discober Aburuzzo

女子は、佐俣明香莉が8位、若林綾が10位。 優勝はチェコのバルボラ・マクロバ、2位にスペインのアンナ・グイラド、3位にはイタリアのマルティナ・ビローラと、VKと同じ3選手がトップ3となりました。

女子優勝のバルボラ・マクロバ  ©ISF
女子トップ3 ©Gransasso skyrace/Discober Aburuzzo

各チーム上位4名の獲得ポイントで競われる国別ランキングでは、日本は10位となりました。1位はスペイン、2位はノルウェー、3位はイタリアでした。コロナ禍の中のためフルメンバーで無いチームもあったといえますが、全体的にみるとスペインの強さ、そしてノルウェーの躍進が際立ったユース世界選手権であったといえます。 その中で、少数ながらも日本の10位という結果は大健闘であったといえます。 選手たちに大きな拍手を送りたいです。また、世界選手権基金等でご支援いただいた多くの皆様に感謝申し上げます。

なお、次回のユース世界選手権は2022年の夏季に開催されます。代表選考会は10月に群馬県で開催される全日本選手権(尾瀬岩鞍バーティカルキロメーター)となります。来年こそは、より多くの日本の若者たちが世界の舞台に安心して挑める環境となりますことを願っております。

国別ランキング、日本は10位と健闘
国別メダル獲得数ではスペインが他を圧倒

2021ユーススカイランニング世界選手権(VK) リザルト

■U23(21-23歳)女子
1. Barbora Macurova(CZE)47:21
2. Anna Guirado(ESP)50:00
3. Martina Bilora(ITA)52:10
7. Aya Wakabayashi(JPN)56:35
9. Akari Samata(JPN)58:00

■U23(21-23歳)男子
1.Daniel Osanz(ESP)36:36
2.Kasper Fosser(NOR)36:49
3.Daniele Fontana(SUI)39:27
12.Kaito Kobayashi(JPN)43:46
15.Toshiki Hokura(JPN)44:22
21.Kazuki Hattori(JPN)45:20

ISFレポート(VK)

2021ユーススカイランニング世界選手権(SKY) リザルト

■U23(21-23歳)女子
1.Barbora Macurová (CZE) 2h01’27”
2.Anna Guirado (ESP) 2h10’17”
3.Martina Bilora (ITA) 2h10’20”
8.Akari Samata (JPN) 2h23’25”
10.Aya Wakabashi (JPN) 2h24’32”


■U23(21-23歳)男子
1.Kasper Fosser (NOR) 1h37’12”
2.Daniel Osanz (ESP) 1h39’41”
3.Jonas Soldini (SUI) 1h40’58”
18.Kobayashi Kaito(JPN)1h52’19”
24.Kazuki Hattori (JPN) 1h54’35”
25.Toshiki Hokura (JPN) 1h54’40”

ISFレポート(SKY)

2021ユーススカイランニング世界選手権(CONMINED=VK+SKY) リザルト

■U23(21-23歳)女子
1.Barbora Macurová (CZE)
2.Anna Guirado (ESP)
3.Martina Bilora (ITA)

■U23(21-23歳)男子
1.Kasper Fosser (NOR)
2.Daniel Osanz (ESP)
3.Jonas Soldini (SUI)

2021ユーススカイランニング世界選手権 国別ランキング

COUNTRY RANKING
1.Spain
2.Norway
3.Italy
10.Japan

Medal count


ユーススカイランニング世界選手権(公式HP)