2018年も残りわずかとなりましたが、日本や世界の各地で行われた多くの熱戦がスカイランニングを愛する人々の記憶に残っていることでしょう。ここでは、日本人スカイランナーたちが挑んだスカイランニング公式戦(日本・世界)を公式動画等で振り返ってみましょう。

世界戦の歴代記録
ジャパンシリーズ&選手権の歴代記録

1月22日、2018スカイランナージャパンシリーズが発表されました。この日から年間スケジュールを計画し始めたスカイランナーも多かったことでしょう。
一言コメント:大嶋慎也カメラマンの動画がかっこいいです

2018 Skyrunner® Japan Series

4月21日(土)、新潟県三条市で開催された2018スカイランニング日本選手権(VK)「粟ヶ岳バーティカルキロメーター(Mt.AWA VK)」。残雪の粟ヶ岳を日本で一番速く駆け登ったのは、上田瑠偉(Ruy Ueda)高村貴子(Takamura Takako)のふたりでした。
一言コメント:皇帝・宮原さんを上田くんが初めて破った歴史的に残る勝負でしたね

2018日本選手権(VK)-上田&高村に初の栄冠-

5月3日(木・祝)、長野県上田市で開催されたバーティカルシリーズ第2戦「上田バーティカルレース」宮原徹(Toru Miyahara)が4連覇を達成。立石ゆう子(Yuko Tateishi)が初のタイトルを獲得。
一言コメント:ここから立石さんの快進撃が始まりましたね

VERTICALシリーズ第2戦「上田」―宮原4連覇&立石初タイトル―

5月4日(金・祝)、長野県上田市で開催された2018スカイランニング日本選手権(SKY)「上田スカイレース(UEDA Skyrace®)」。世界レベルの難易度の高いコース設定でしたが、上田瑠偉(Ruy Ueda)高村貴子(Takako Takamura)のふたりがVK・SKYの2冠を達成。
一言コメント:予想タイムを大幅に上回られたのでコース設定者も敗北です

2018SKY日本選手権―上田&高村が二冠達成―

5月27日(日)、スペイン・バスク地方で開催された世界シリーズ戦「ゼガマ・アイズコリ山岳マラソン(Zegama-aizkorri-mendi-maratoia)」上田瑠偉(Ruy Ueda)が9位に入りました。上田選手はこの後も世界戦を転戦。6月にイタリア・リビーニョで開催された世界戦では8位に入りましたが、その後は怪我によって戦線から離れました。
一言コメント:2019年は世界最終戦のゴールテープを切ってほしいですね

上田瑠偉が世界シリーズ戦で9位―ゼガマ・アイズコリ―
上田瑠偉が世界シリーズ戦で8位―リビーニョ・スカイマラソン―

健闘をたたえ合うトップ2の東(右)と小川(左)

5月27日(土)、広島県安芸太田町にて開催された2018スカイランニング日本選手権(ULTRA)「ひろしま恐羅漢トレイルin安芸太田」。西日本最”恐”と呼ばれる山岳レースで優勝したのは東徹(Toru Higashi)立石ゆう子(Yuko Tateishi)でした。
一言コメント:緑の濃い美しい山々での名勝負でした(動画カメラマンを連れて行きたかった…)

2018ULTRA日本選手権―東&立石が栄冠―

6月2日(土)、滋賀県大津市で開催されたSKYシリーズ第2戦・VKシリーズ第3戦「びわ湖バレイスカイレース」。1日で2種目開催されましたが、午前中のスカイレースでは星野和昭(Kazuaki Hoshino)高村貴子(Takako Takamura)、午後のバーティカルでは宮原徹(Toru Miyahara)吉住友里(Yuri yoshizumi)が、びわ湖のような青いウィナービブを獲得。
一言コメント:コンバインド(2種目)に挑んだ選手の皆さんは超人です

湖から空へ駆け登る「びわ湖」―SKY星野&高村・VK宮原&吉住が優勝―

6月9日(土)、長野県上田市で開催されたスカイスピード日本選手権「サナダバーティカル100」標高差100mを一気に駆け登るスプリント種目では、渡辺良治(Ryoji Watanabe)と立石ゆう子(Yuko Tateishi)が優勝。
一言コメント:2018年も階段王・渡辺さんの独壇場でしたね

2018日本選手権(SKYSPEED)ー渡辺&立石が優勝ー

7月27日(金)、山梨県富士吉田市で開催されたSKYシリーズ第3戦「第71回富士登山競走」。標高差3000mを駆け登る。”日本一下らない”といわれる歴史ある大会で五郎谷俊(Shun Gorotani)吉住友里(Yuri Yoshizumi)がそれぞれ連覇を達成しました。
一言コメント:連覇を達成した五郎谷さんと吉住さんが圧勝でしたね

SKYシリーズ第3戦「富士登山競走」ー五郎谷&吉住がともに連覇ー

8月3-5日、イタリア・グランサッソで開催された「2018ユース世界選手権」。ユース日本代表の若きスカイランナーたちがVKとSKYの2種目に挑みました。近江竜之介(Ryunosuke Oumi)がメダルを獲得。全員が全力を尽くしてゴールにたどり着くことができました。
一言コメント:互いの健闘を讃えあうユースアスリートたちの姿は素晴らしかったです

2018ユース世界選手権VERTICAL―近江が銀メダル獲得―
2018ユース世界選手権スカイレース―近江が金メダル獲得―

9月13-15日、イギリス・スコットランドで開催された「2018スカイランニング世界選手権」。VK、SKY、ULTRA、それぞれの種目の個人ポイントの合計で競われる国別ランキングで日本チームは惜しくも第4位という結果でした。VKで宮原徹(Toru Miayahara)、SKYの高村貴子(Takako Takamura)、ULTRAの三浦裕一(Yuichi Miura)が10位以内に入る健闘をみせました。
一言コメント:寒さと湿気により今までで最も過酷な世界選手権でした

日本は世界4位―2018世界選手権国別対抗―

9月23日(日)、長野県上田市で開催されたバーティカルシリーズ第4戦「EBOSHIバーティカルキロメーター―烏帽子岳登山競走―」。烏帽子山頂まで一番速く駆け登ったのは宮原徹(Toru Miyahara)立石ゆう子(Yuko Tateishi)でした。
一言コメント:宮原さんのタイム(53分台)は驚異的でした

VERTICALシリーズ第4戦「烏帽子」―宮原&立石が驚異的な記録で優勝―

10月6日(土)にブルガリアのバンスコで開催されたワールドシリーズ(EXTRAシリーズ)最終戦「ピリン ウルトラ(Pirin Ultra)」星野由香理(Yukari Hoshino)が女子7位に入りました。合計4つの世界戦を巡ってきた星野は全レースでポイントを獲得し2018年間ランキング19位に。
一言コメント:日本スカイランニング界の歴史に残る星野さんの挑戦でした

星野由香理が雪上の世界シリーズ戦で9位―ハイトレイル・ヴェノワーズ―
星野由香理が7位の快挙―世界最終戦ピリン・ウルトラ―

10月14日(日)、群馬県片品村にて開催されたVKシリーズ最終戦「尾瀬岩鞍バーティカルキロメーター」。日本屈指のハイレベルなレースで優勝したのは日本のバーティカルをリードする実力者、宮原徹(Toru Miyahara)吉住友里(Yuri Yohsizumi)のふたりでした。
一言コメント:同時開催のユース日本選手権の出場者が「倍増」していて嬉しかったですね

VERTICALシリーズ最終戦「尾瀬」―宮原&吉住が自己ベストで優勝―
新鋭!山田&安ケ平が優勝―2018ユース日本選手権―

10月20日(土)、長野県山ノ内町にて開催された「志賀高原エクストリームトレイル」。優勝したのは、大怪我を経て富士登山競走から復帰した牛田美樹(Miki Ushida)と、世界選手権10位の実力者である高村貴子(Takako Takamura)でした。
一言コメント:上位4名の大接戦の末の、牛田さんの復活優勝でしたね

SKY CLASSICシリーズ最終戦「志賀高原」―牛田復活&高村完勝―

11月4日(日)、大阪市で開催されたVWC「ハルカス・スカイラン2018(Harukas Skyrun 2018)」。最上階まで1610段を駆け登る垂直レースにおいて、吉住友里(Yuri Yoshizumi)が3連覇を達成。渡辺良治(Ryoji Watanabe)は3年連続の3位入賞となりました。
一言コメント:地元大阪での吉住さんは無敵の強さですね

吉住3連覇・渡辺3位―VWCハルカススカイラン―

無題

11月24日(土)、イギリス・ロンドンで開催されたVWC第8戦。高さ161mのスプリント勝負のようなVWC戦において、男子では小山孝明(Takaaki Koyama)、女子では世界戦を転戦してきた立石ゆう子(Yuko Tateishi)がともに3位入賞を果たしました。
一言コメント:小山さんはハルカススカイランの雪辱を晴らすことができました

小山・立石が3位入賞ーVWCロンドン大会ー

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12月2日(日)、中国の香港にて開催された「2018スカイランニングアジア選手権(ウルトラ部門)」。男子では三浦裕一(Yuichi Miura)が金メダル、阪田啓一郎(Keiichiro Sakata)が銅メダル、女子では上田絢加(Ayaka Ueda)が銅メダルを獲得しました。
一言コメント:3連覇を達成した三浦さんの活躍は歴史に残りますね

三浦が金・阪田&上田が銅メダルを獲得!!―2018アジア選手権(ウルトラ)―

長いシリーズのフィニッシュを迎えた渡辺 ©VWC・SportsRepublic

12月2日(日)、中国の香港で開催されたVWC最終戦において、渡辺良治(Ryoji Watanabe)が男子3位、立石ゆう子(Yuko Tateishi)が女子5位に入りました。この結果を受けて、世界戦を転戦してきた渡辺と立石は2018VWCランキングで年間3位に入る快挙を成し遂げました。
一言コメント:最終戦のゴールテープを切った瞬間はどんな気持ちだったのでしょう

渡辺良治が世界シリーズ戦3位―VWCソウル大会―
世界シリーズ戦、渡辺が2位、立石が3位の快挙―VWCマニラ大会―
渡辺良治が世界シリーズ戦2位―VWC北京大会―
世界シリーズ戦で渡辺3位、立石4位―VWC上海大会―
渡辺と立石が世界3位の快挙達成!!―2018VWC―


明日は2018シーズン最後のレポート「LESS CLOUD.MORE SKY! -2018スカイランナージャパンシリーズ-」を掲載します。