WORLD-SKYRUNNING-CHAMPS-LOGO-COL-POS2年に1度の山岳ランニングの世界最高峰である『2018スカイランニング世界選手権』。第3日目(最終日)の種目としてSKY(スカイレース)が実施されました。全種目の中で最も参加者の多い800名が参加したスカイ。優勝したのはスペインの世界王者であるキリアン・ジョルネ(Kilian Jornet)とスウェーデンのオリエンテーリング女王であるトーブ・アレクサンダーソン(Tove Alexandersson)。日本勢としては女子の高村貴子(Takako Takamura)が10位入賞という好成績を収めました。

SKY種目 ISF公式レポート(Jornet and Alexandersson take the Sky)

圧倒的なコースレコードで世界王者となったキリアン・ジョルネ ©Sho Fujimaki
圧倒的なコースレコードで世界王者となったキリアン・ジョルネ ©Sho Fujimaki

世界選手権SKYは最終日を飾る“スカイランニングの花形種目”ともいえます。各国を代表する世界レベルのアスリートが全員集結したといっても過言ではない、超ハイレベルなレースとなりました。上位は男女ともにコースレコードを大幅に上回る結果が出ました。日本勢は男女共にハイレベルな展開に苦戦するものの、女子の高村貴子は10位前後の位置をキープし続け、見事に世界のトップ10にランクインしました。

粘りのスカイランニングで世界トップ10を勝ち取った高村。これほど過酷なレースは今までなかったそうだ ©Sho Fujimaki
粘りのスカイランニングで世界トップ10を勝ち取った高村。これほど過酷なレースは今までなかったそうだ ©Sho Fujimaki
3度目の世界選手権、練習不足ながらも男子トップの活躍をみせた近藤 ©Sho Fujimaki
3度目の世界選手権、練習不足といいながらも日本勢で男子トップの活躍をみせた近藤 ©Sho Fujimaki
このレースで世界の第1線からの引退を決めていた松本の最後の登り。今後は世界に挑むアスリートへの支援体制を整える活動に集中する ©Sho Fujimaki
このレースを最後に世界の第1線からの引退を決めていた松本の最後の登り。今後はアスリートへの支援体制を整える活動に集中する ©Sho Fujimaki

 

前半は果敢に攻めたことで、後半に失速してしまった加藤だが、世界のハイレベルなスカイランニングを身をもって知ったレースとなった ©Sho Fujimaki
前半は果敢に攻めたことで、後半に失速してしまった加藤だが、世界のハイレベルなスカイランニングを身をもって知ったレースとなった ©Sho Fujimaki
怪我が無ければ日本代表のエースとしてスカイレースに出場していた上田。3日間、日本チームのサポートとして裏方に徹した ©Sho Fujimaki 
怪我さえ無ければスカイレースにも出場していた上田は、日本代表チームのサポート役として裏方に徹した。今回の経験を糧にして、2年後の世界選手権に思いをぶつけてほしい ©Sho Fujimaki

Salomon Ring of Steall SkyRace® results (2018 Skyrunning World Champs – SKY)

Men
1.Kilian Jornet (ESP) – 3h04’34”
2.Nadir Maguet (ITA) – 3h06’05”
3.Stian Angermund-Vik (NOR) – 3h’09’05”
4.Alexis Sévennec (FRA) – 3h11’56”
5.Pascal Egli (SUI) – 3h12’24”
38.Yoshihito Kondo (JPN) – 3h’49’58”
39.Dai Matsumoto (JPN) – 3h50’50”
46.Satoshi Kato (JPN) – 3h’54’51”

Women
1.Tove Alexandersson (SWE) – 3h48’28”
2.Victoria Wilkinson (GBR) – 3h54’01”
3.Holly Page (GBR) – 3h57’57”
4.Sheila Avilés (ESP) – 4h01’20”
5.Laura Orgué (ESP) – 4h03’56”
10.Takako Takamura (JPN) – 4h10’17”

Full results

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2018世界選手権日本代表

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