5月3-5日、長野県上田市にて第1回目となる「JSAリーダー研修会」を開催しました。同時に、23歳以下のユース合宿会も開催しました。研修のメインとして、今回はJSA医科学委員より「アンチドーピング」「コンディショニング」についての講話があり、ユースチームのメンバーも多数参加しました。JSAリーダー研修会に参加する目的は以下の3点となります。

■JSAリーダ研修会に参加する目的
・健全かつ安全に山岳スポーツに取り組める心構えをもつこと
・山岳の文化や自然に対しての関心や知識をもつこと
・仲間との交流を楽しみながらフェアプレーの精神を高め合うこと

清掃登山もトレーニングのひとつ!! Photo by Nagi
清掃登山もトレーニングのひとつ!! Photo by Nagi

RUN FREE TO THE TOP OF MOUNTAIN

スカイランニングは競技だけではありません。スカイランニングの原点は「最高峰まで自分のスタイルで駆け登る」という思想であり、登山スタイルとして100年以上の歴史があります。その土台の上に国際ルールが定められて競技があります。なので、レースだけでは“本当のスカイランニング”を知ったことにはなりません。レースとは違う場面で、仲間と共に山に登ることで気づくことがあります。山の危険性、自然の素晴らしさ、自らの実力や技術、仲間と助け合うことの大事さ、などなど。それも含めてのスカイランニングです。ジュニア・ユース世代の若者たちを山に導く活動もJSAの活動のひとつになります。


アンチドーピングについて

ドーピングはフェアプレーに反する行為 スポーツへの情熱を持ち、スポーツを愛するすべての人への裏切です
ドーピングはフェアプレーの精神に反するとして、全世界、スポーツ界全体で禁止されています。また、ドーピングをすることでアスリート自身の社会的信用を失うだけではなく、スポーツ全体の価値を損なうことにもなります。観客は、アスリートが正々堂々と競い合っている姿に感動を覚えるもの。一人のアスリートの過ちで、その期待と信頼を裏切ることになりかねないのです。

風邪薬や漢方薬、サプリメントにも注意! スポーツファーマシストに相談し、確認を取りましょう

うっかり飲んだ風邪薬や花粉症の薬、漢方薬、サプリメントにも禁止物質が入っていることがあるため注意が必要です。薬を購入する際には、アンチ・ドーピングに関する専門知識を持つJADA公認の薬剤師、スポーツファーマシストに相談するようにしましょう。また、治療のためにどうしても禁止物質を使用しなければならない場合は、TUE(治療使用特例)をJADAなどのTUE委員会に申請し、承認を得る必要があります。

(引用:http://www.realchampion.jp/start/3minutes

logo.footer@2x  公益社団法人 日本アンチドーピング機構 (JADA)

navi_athlete  JADA アスリートサイト

navi_sp スポーツファーマシスト検索

※他のスポーツと同様にスカイランニングにおいてもアンチドーピングの強化は重要な課題となっています。ISF(国際スカイランニング連盟)ではUIAA(国際山岳連盟)と協力してアンチドーピングの教育や選手権等での検査の強化を進めているところです。

仲間と一緒にフェアプレー photo by Nagi
仲間と一緒にフェアプレー photo by Nagi

コンディショニングについて

一言でコンディショニングといっても様々あります。以下では、講話の中にあったアスリートとして基本的な事項を挙げておきます。大事なポイントは運動と休養のバランスを自分でコントロールすることです。アスリートでなくても健康に生活するために大事なことですね。

自分の身体と向き合う
・オーバートレーニングの防止(休養も練習のうち)
・年齢や経験に応じたトレーニングやレース計画などのスケジュール管理

疲労回復には質の良い睡眠と栄養補給
・バランスの良い食事
・10時までに就寝(成長ホルモンを分泌・パソコンやスマホは就寝2時間前から見ない)

※ISF(国際スカイランニング連盟)のユース委員会では、ユース選手権の該当レースの距離(時間)について医科学的な見地から議論が行われているところです。2017年のユース世界選手権のスカイレースは15km/±1450mとなります(大人は20km/±2000以上)。世界的にはユース世代をはじめとした若年層に対しての推奨種目は優勝タイム3時間未満のスカイレースが最長です。3時間超のスカイマラソンや5時間超のウルトラスカイマラソンへの若年層の参加に関して、ISF及びJSAは一切推奨していません。

自分の身体に合ったレースを選ぶことも大事です photo by Nagi
自分の身体に合ったレースを選ぶことも大事です photo by Nagi

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