5月17日(土)、イタリア・バレ=ダオスタ州にて開催された 2025 VK OPEN Championships 第2戦「モンテ・ゼルビオン バーティカル(Monte Zerbion Vertical)」にて、池神悠希(Ikgeami Yuki/神奈川県/SC丹沢秦野)が3位入賞を果たしました。同バーティカルは、距離9.5kmで標高差2200mを一気に駆け登る2VK(ツーブイケー ※バーティカルキロメーター2本分という意味)の、森林限界を超えたピークを目指すスカイランニングの真髄ともいえるイタリア版登山競走です。

標高2719m、モンテゼビオンの山頂
バーティカルのフィニッシュ地点 ©ISF

VK OPEN Championships
スカイランニングの駆け登り種目であるバーティカルの世界サーキット(2021年に開始)。ISF(国際スカイランニング連盟)が主催/主管。2025シーズンは欧州や南米で全8戦が開催され、2レース+最終戦の合計獲得ポイントでランキングが決定する(優勝すると100ポイントを獲得)。標高差2000m前後を駆け登る2VKはポイントが1.2倍。最終戦は2倍となる。日本勢では吉住友里(Yoshizumi Yuri/山梨県/富士空界)が2021年に初代女王に輝いた歴史がある。>>吉住友里が『VK OPEN Championships』で初代世界女王の快挙!

今季、VK OPEN Championshipsの年間上位を狙う池神。1位となったイタリアのコリーナ・ギラルディ(Corinna Ghirardi)から8分差の2時間2分19秒の好記録で、今季初戦を3位入賞という好成績でシーズン初戦を飾りました。池神は9月のイタリアの第7戦と、10月のブルガリアでの最終戦に参戦予定です。

残雪の残る急峻な斜面を駆け登る ©MONTE ZEBION VERTICAL

池神のは次のようにコメントしています。

VK OPEN Championships は、駆け登り種目であるバーティカルの公式サーキットであり、ずっと憧れだったVK OPEN Championshipsに挑戦中です🌏
こうして挑戦できること、多くのサポートに感謝いたします。今回はその1本目としてMonte zerbion 9.5km /+2200m のレースを選びました。トータルで標高2200m登り続ける中で、コース後半の約55%の斜度を耐え抜く険しいコースでした。
このレースに挑戦したことで”新しい自分の駆け登り”に出会うことができました。シリーズ戦を通して成長していきたいと思っております。ぜひ応援の程よろしくお願いいたします。

モンテ・ゼルビオン山頂にて

2025 VK OPEN Championships

Monte Zerbion Vertical