4月2日に群馬県嬬恋村にて開催された、2023全日本スカイスノー選手権大会、2日目の種目であるクラシック(融雪により短縮:8.5km/±700m)の結果をお知らせします。総合は新潟の高村純太(Takamura Junta/ECHIGO SKY CLUB)、長野の小林華蓮(Kobayashi Karen)が優勝。23歳以下のユース部門では神奈川の石川万太(Ishikawa Manta/ZUSHI SKYRUNNERS)、小林華蓮(Kobayashi Karen)が金メダルを獲得しました。1日目のバーティカルの結果と合わせた複合(コンバインド)は高村と、神奈川の齋藤磨実(Saito Mami)が優勝。ユース複合チャンピオンは両日でトップだった石川と小林でした。




男子は1日目のバーティカルと同様に実力者である小幡利春(Obata Toshiharu/ECHIGO SKY CLUB)と高村純太(Takamura Junta/ECHIGO SKY CLUB)の新潟県勢による一騎打ちとなりましたが、クラシックでは高村がリードを守り全日本チャンピオンの栄冠を勝ち取りましたしました。前日のバーティカルの疲れもあった小幡は2位。3位には福井県の宮川朋史(Miyagawa Tomofumi)が入りました。



女子は前日と同様に齋藤と小林の競り合いになりましたが、クラシックでは登りでリードした小林が逃げ切りました。小林は全日本選手権のクラシックでは連覇を達成となります。齋藤は2位でフィニッシュ。3位には新潟の小幡莉子(Obata Riko/ECHIGO SKY CLUB)が入りました。




今回初めて取り入れられた全日本選手権・団体戦(クラブチーム)では新潟県のECHIGO SKY CLUBが優勝。雪国の強さを見せつけました。2位には嬬恋スカイランのホスト役でもあるSKYNINJA。3位には中高生が活躍したZUSHI SKYRUNNERSが入りました。団体戦は、9月に開催される全日本スカイランニング選手権大会でも採用されますので、より多くのクラブチームの参戦をお待ちしております。

また、全日本選手権をもって最終戦となった2023 SKYSNOW JAPAN SERIESでは、小幡利春と齋藤磨実がシリーズチャンピオンとなりました。小幡はシリーズ2連覇となります。2位には高村純太と小幡莉子。3位には福井県の宮川朋史(Miyagawa Tomofumi)と長野県の須藤吉仕子(Suto Kishiko/SKYNINJA)が入りました。

2回目となった全日本スカイスノー選手権大会は、例年にない温暖な気候のため融雪の影響が心配されましたが、雪上ランニングの最高峰として昨年よりも選手も運営側も磨きがかかった競技会となりました。今回の結果をうけて2024年に開催予定のスカイスノー世界選手権の日本代表が選ばれます。欧州では毎週末のように多くの雪上ランニング大会が開催されていますが、日本は発展途上の状況です。世界との差を縮めるために、JSAでは専門委員会のひとつとしてスカイスノー委員会が発足し、2023-2024シーズンの国内公式戦を組み立てていきます。今後の日本における雪上ランニングの発展が楽しみです。

全日本スカイスノー選手権大会 クラシック トップ3
Men
1. 高村 純太(Takamura Junta)新潟県 Echigo Sky Club 0:51:23 ※複合1位
2. 小幡 利春(Obata Toshiharu)新潟県 Echigo Sky Club 0:52:51 ※複合2位
3. 宮川 朋史(Miyagawa Tomofumi)福井県 0:55:28 ※複合3位
Women
1. 小林 華蓮(Kobayashi Karen)長野県 1:06:05 ※複合2位
2. 齋籐 磨実(Saito Mami)神奈川県 1:06:32 ※複合1位
3. 小幡 莉子(Obata Riko)新潟県 Echigo Sky Club 1:11:14 ※複合3位
全日本スカイスノー選手権大会 クラシック(ユース) トップ2
Men
1. 石川 万太(Ishikawa Manta)神奈川県 Zushi Skyrunners 0:57:52 ※複合1位
2. 山岸 大志(Yamagishi Taishi)神奈川県 Zushi Skyrunners 1:01:53 ※複合2位
Women
1. 小林 華蓮(Kobayashi Karen)長野県 1:06:05 ※複合1位
2. 小幡 莉子(Obata Riko)新潟県 Echigo Sky Club 1:11:14 ※複合2位


