【前提】※積雪の深い山岳はスカイランニング(快速登山)に適しません
今年は日本海側を中心に例年よりも多くの降雪があり、本格的な冬山シーズンとなってきました。標高2000m以上の高山における冬山シーズンは11月中旬~5月上旬の約半年間(※地域・山域やその年の気候によって状況は異なります)、標高1000m程度の里山においても、12月~2月の間は冬山装備を必要とします。積雪約20センチ以上で一般的な山岳ランニング用のシューズでの登山では実施不可能となります。積雪の深い冬山は軽装のスカイランニングに適しません。スカイランニングを楽しむならばコースを熟知している積雪の少ない低山において、十分な装備を携帯してください。また、スノーシュー・スキー・重装備の冬山登山の季節として、スカイランニング以外の山岳スポーツを楽しむ時期としても捉えることが重要です。
美しい冬山にはスカイランナーであれば誰しも憧れを抱きます。しかし、冬山のリスクの高さは他の季節の比ではありません。雪崩・低体温などで簡単に人命を奪ってしまいます。管理されたスキー場でない限り、知識も経験も無い素人が気軽に立ち入ることは自殺行為となります。管理の行き届かない登山道等に立ち入れるのは、十分な判断力・知識・装備を備えた経験豊富な者だけです。初心者は必ず経験豊富で信頼のできるガイドを付けてください。詳しくは、当ページ下部のリンク先をご参照ください。
また引き続き新型コロナウイルスが蔓延しています。以下の点、注意をお願いします。
【新型コロナウイルス感染状況下での行動規範】
1.自己の命を守る(自己の感染と重症化を防止する)
2.他者の命を守る(他者を感染リスクから遠ざけ、重症化を防止する)
3.救急・医療態勢に負荷をかけない(遭難しない、ケガをしない)
上記を守るため、以下を遵守した山行が必要です。
・遭難のリスクが高い「未踏のルート」は行かず、熟知しているルートを辿る。
・山のグレード(例:信州山のグレーディング)を参考にして自分の体力・技術に見合った計画(十分に余裕のあるグレードを選ぶ)を立てる。
・登山をする際は、必ず計画書を出す(絶対に忘れない!)。
・多人数の山行はしない。
・地域をまたいだ移動(山行)にはしない。※移動自粛が出ている場合
なお、基本的な注意点等は以下リンク先をご覧ください