2016VERTICAL頂上決戦!!

9月3日、山形県山形市にて2016日本選手権「ZAO SKYRUNNING」が開幕しました。JAPANシリーズ第4戦であるとともに、12月に香港で開催される2016アジア選手権の代表選考会も兼ねています。東北日本における中心的な山岳リゾートである蔵王温泉へ、日本各地、そして、お隣の韓国からトップアスリートが多数集結しました。初日に開催された蔵王バーティカルレースは距離4.6kmで標高差900m。30秒おきに蔵王温泉の中心街の霊泉広場の特設会場をスタートした選手は最大斜度38°のスキー場の上級コースを経て、標高1736mの地蔵岳山頂に駆け登りました。

男子は昨年のバーティカル日本王者である宮原徹(Toru Miyahara)が2位と1分以上離して優勝。日本王者のタイトルを2年連続で獲得しました。宮原は、上田バーティカルレースとMt.AWAバーティカルKMに続いて3戦目のシリーズタイトルも獲得しました。2位には新牛込崇史(Takashi Shinushigome)、3位には柳澤隼人(Hayato Yanagisawa)がランクイン。富士登山駅伝の優勝チームである滝ケ原自衛隊の精鋭3人が日本選手権の表彰台を独占しました。

女子は5月の上田バーティカルレースでスカイランニングにデビューした吉住友里(Yuri Yoshizumi) が2位に3分以上の差をつけての圧勝。怪我で調子が悪いというコンディションでの日本選手権でしたが、強さを見せつけて初の日本女王のタイトルを獲得しました。2位にはクロスカントリースキーの世界的なアスリートである石田正子(Masako Ishida) 、3位にはユース世界選手権2位の高村貴子(Takako Takamura)がランクインしました。まだ人数は少ないですが女子のVERTICALカテゴリのレベルが昨年よりも各段に上がっていることが印象的なレースとなりました。

1

zumin

VERTICAL 2016日本選手権

男子トップ5
1 宮原徹 / Toru Miyahara(La sportiva / 滝ケ原自衛隊) 37:06
2 新牛込崇史 / Takashi Shinushigome(滝ケ原自衛隊) 38:18
3 柳澤隼人 / Hayato Yanagisawa(滝ケ原自衛隊) 40:35
4 松本翔 / Sho Matsumoto 41:05
5 渡辺良治 / Ryoji Watanabe 41:46

女子トップ5
1 吉住友里 / Yuri Yoshizumi(Dynafit) 47:04
2 石田正子 / Masako Ishida 50:44
3 高村貴子 / Takako Takamura(Dyanafit) 54:09
4 須藤吉仕子 / Kishiko Suto 1:00:09
5 大松知恵 / Chie Ohmatsu 1:01:00

VERTICALシリーズ 暫定順位

男子トップ3
1 宮原徹 / Toru Miyahara(滝ヶ原自衛隊) 300ポイント
2 渡辺良治 / Ryoji Watanabe 260ポイント
3 近藤敬仁 / Yoshihito Kondo(The North Face) 212ポイント

女子トップ3
1 高村貴子 / Takako Takamura(TECNICA) 266ポイント
2 岩楯志帆 / Shiho Iwadate(Dynafit) 220ポイント
3 須藤吉仕子 / Kishiko Suto 210ポイント