7月30日(日)、アンドラ公国のラ・マサナ地区にて「ユース世界選手権」の2つ目の種目であるSKYRACE®(スカイレース/±1415m/15km)が開催されました。日本チームは惜しくもメダルの獲得はありませんでしたが、ユースBカテゴリの菊川惠大(Keita Kikugawa)とU23カテゴリの吉野大和(Yamato Yoshino)が4位にランクインしたのをはじめ、各自が持てる力を十分に発揮したレースでした。

スタート最前列には日本とスペインチームが陣取った 🄫NAGI MUROFUSHI
スタート最前列には日本とスペインチームが陣取った 🄫NAGI MUROFUSHI

アリンサル・スカイレースはアンドラを代表するスカイランニングレースのコマペドローサ・スカイレースの前半部を利用したコースです。コースの大部分は森林限界を抜けたスカイランニング・フィールド。2日前のバーティカルよりも高度を上げて標高2700m超のピークまで駆け登り、駆け下ってアリンサルの街まで戻ってきます。傾斜40度のガレた斜面も一部にあったり、レース中盤では標高2500mを超の稜線を長時間進んだりと、技術力や低酸素で体を動かし続ける能力が必要となります。

日本からは13名の若きスカイランナーが出場しました。2日前に開催されたVERTICAL KILOMETER®(バーティカルキロメーター/+1020m/3.5km)の反省より、チームで戦うことをテーマにしたスカイレース。スタート地点では円陣を組み、スタート後には先頭集団を日本チームで形成するなど、チームとして高めあうレース展開をしました。結果として、惜しくもメダルには届きませんでしたが、ユースA男子で5位の服部一輝(Kazuki Hattori)、ユースB男子で4位の菊川恵大(Keita Kikugawa)、U23男子で4位の吉野大和(Yamato Yoshino)、5位の藤飛翔(Tsubasa Fuji)、6位の名取将大(Masahiro Natori)はバーティカルよりも順位を上げる大健闘をみせました。

ゴール後、全てを出し切った表情の森川選手 🄫NAGI MUROFUSHI
ゴール後、全てを出し切った表情の森川選手 🄫NAGI MUROFUSHI

「ユース世界選手権」は毎年の開催が予定されています。第1回目の参加国の倍となる16カ国4大陸(欧州・アジア・アメリカ・アフリカ)からの参加があったという点で、第2回目となった今回のユース世界選手権に大成功であったといえます。レース結果だけでなく「ユース世界選手権」は選手同士の国際交流も大事な目的です。若き選手たちはレース後には互いの健闘をたたえ合い、ダンスパーティーとなった後夜祭の会場ではユニフォームを交換する選手もいました。スカイランニングの世界観や価値観を体験を通して学ぶことのできた貴重な遠征であったといえます。

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アリンサルスカイレースのハイライト区間といえる稜線

なお、同時に開催されたワールドシリーズ戦(コマペドローサ・スカイレース)にて、男子では上田瑠偉(RUY UEDA)が女子では高村貴子(TAKAKO TAKAMURA)が第3位にランクインするという快挙を成し遂げました。この2人は昨年のユース世界選手権での経験を糧に、世界レベルの選手へ大きく飛躍しました。そのすぐ後を追いかける現ユース世代。彼・彼女らの成長と飛躍に大きな期待がもてた2017ユース世界選手権でした。

ユース日本チームの健闘に大きな拍手を! ⒸNAGI MUROFUSHI
ユース日本チームの健闘に大きな拍手を! ⒸNAGI MUROFUSHI

2017ユース世界選手権(SKYRACE) リザルト

ユースA(16-17歳)女子
1.SINFREU ALDUCIN Andrea(アンドラ)2h16:08
2.AGUILAR BRUCH Jana(スペイン)2h21:26
3.MAGILL Erin(アメリカ)2h26:18
4.MATEU ESCRIG Laia(スペイン)2h42:52.1
5.OLIVEIRA Juliana(ポルトガル)3h27:35

ユースB(18-20歳)女子
1.ZUBIZARRETA ARMENDARIZ Irat(スペイン)2h16:17
2.ARGALASOVA Katerina(チェコ)2h20:28
3.MINANA MARIN Yaiza(スペイン)2h22:20
4.PREEN Hayley(南アフリカ)2h26:26
5.TAKIZAWA Sora(日本)2h34:51

U23(21-23歳)女子
1.SABATA FONT Claudia(スペイン)2h01:37
2.DE DIEGO AGUADO Fatima(スペイン)2h07:38
3.FONT GOMEZ Julia(スペイン)2h14:26.5 12:49
4.ZACKOVA Eva(チェコ)2h27:48
5.CICHA Barbora(チェコ)2h33:05
6.KURISAKI Eriko(日本)2h34:00

ユースA(16-17歳)男子
1.MOLINA AUGUSTIN Nicolas(スペイン)1h49:15
2.TROULLER Vincent(フランス)1h52:37
3.LIZZOLI Luca(イタリア)1h48:10
4.HODGES Sam(アメリカ)1h58:23
5.HATTORI Kazuki(日本)1h59:48

ユースB(18-20歳)男子
1.DELORENZI Roberto(スイス)1h39:52
2.TRASSERRA PUJOL Marc(スペイン)1h44:22
3.LIZZOLI Luca(イタリア)1h48:10
4.KIKUGAWA Keita(日本)1h49:19
5.OSANZ LABORDA Daniel(スペイン)1h50:40
8.MATSUMOTO Ryosuke(日本)1h54:25
17.OGURA Yu(日本)2h01:19

U23(21-23歳)男子
1.CARDONA COLL Oriol(スペイン)1h40:40
2.OBERBACHER Alex(イタリア)1h41:04
3.FELICETTI Daniele(イタリア)1h42:24
4.YOSHINO Yamato(日本)1h47:14
5.FUJI Tsubasa(日本)1h48:10
6.NATORI Masahiro(日本)1h49:07
8.SUZUKI Ryuya(日本)1h51:26
14.OSADA Goshi(日本)2h03:15
16.MORIKAWA Takumi(日本)2h20:09

ユース世界選手権 大会ホームページ

ユース世界選手権 ISFレポート

ユース世界選手権 バーティカル―滝澤2位―


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