ISF(国際スカイランニング連盟)は、4月5-6日に日本(群馬県嬬恋村)において第1回目となる2025 スカイスノー アジア・パシフィック選手権を開催することを発表しました。この競技会は今年から始まる隔年開催のスカイスノー大陸別選手権であり、アジアの他には、3月にはイタリアで欧州選手権が開催されます。以下、ISFからのリリース文章の日本語訳となります。
ISFリリース>>
SkySnow – Japan to host first ever Asia-Pacific Championships
急速に成長している冬の競技である高地の雪上ランニングでは、2025年4月5日〜6日に日本で初のスカイスノー アジア・パシフィック選手権が開催されます。2022年にヨーロッパで誕生したスカイスノーは、すでに2回の世界選手権を開催しており、2025年のヨーロッパ選手権の開催が最近発表されました。この新しい競技の世界的広がりに加え、日本はアジア太平洋地域で先頭に立つことになります。VERTICALとCLASSICの種目、複合タイトル、国別ランキングで計21個のメダルが争われます。
イベントは4月5日土曜日、全長3.5km、標高差610m 、標高2,080mに達するバーティカル(VERTICAL)で開幕します。2種目目のクラシック(CLASSIC)は4月6日(日)に開催されます。全長10kmのループコースで、標高2,110mの頂上まで標高差850mの垂直登りとなります。すべてのスカイスノーレースと同様に、安全とスピードのため、選手は雪面を掴むためにマイクロアイゼンを着用します。
オーストラリアとニュージーランドの選手にアジアのトップ選手たちと競い合う機会を与えるため、選手権大会におけるオセアニアとアジアの統合は国際スカイランニング連盟によって最近承認されたばかりです。アジア太平洋地域からのチームには、モンゴル、香港、韓国、ネパール、インド、パキスタン、フィリピンが含まれます。これらの国の多くにとって、スカイスノーは刺激的な新機軸となるでしょう。モンゴルでは、その寒冷な気候のおかげで、この競技はすでに盛んです。
日本は、数々のスカイランニング選手権で上位にランクインするなど、国際的にも有力な存在です。そして今、日本スカイランニング協会会長であり、元トップスカイランナーの松本大氏の故郷である群馬県嬬恋村に、この冬の競技のスポットライトを届ける準備が整っています。
松本のコメント:
「生まれ育った故郷の山で、第1回スカイスノーアジア太平洋選手権を開催できることを光栄に思います。2021年以来のアジア初となるスカイスノーレースとして歴史的なイベントです。多くの日本人スカイランナーが練習している嬬恋の山々に、他国の選手たちも来てくれることを期待しています。この大会は日本選手権と2026年世界選手権の予選も兼ねているので、多くの才能ある日本人スカイランナーがスタートラインに立つのを楽しみにしています!」
東京から車で約2時間半のこの場所は、標高2,000メートルの火山と温泉に囲まれた風光明媚な村にあり、夏にはキャベツの生産で有名で、嬬恋スカイランも開催されます。
レースには、スカイランニングの基準に適合していることを証明する承認スタンプであるISF コース認証ラベルが付けられます。すべての選手は自動的にISF ランキングに含まれ、メダリストは2025年スカイランナー®ワールドシリーズの決勝戦であるスカイマスターズへの出場資格を得ます。