2月11日、香川県三木町に聳える白山(203m/別名:東讃富士)にて、今季第1回目となる全日本ジュニア交流大会が開催されました。この交流大会は、全国の子どもたちが生涯を通して山岳スポーツに親しんでもらえるきっかけとなるよう願って開催するものであり、山岳スポーツに興味のある全国の子どもたちが参加できるオープンな競技会です。西日本で初めてとなる今大会には香川県内外の小中学生21名が参加し、地元の人からも親しまれる地域の名山の山頂目指して全力で駆け登りました!

三木町を見下ろす地域の名山を駆け登る! ©東讃富士登山競走
香川県内外の小中学生が白山神社に集結! ©東讃富士登山競走

スタート地点は山麓に鎮座する白山神社であり、距離650m/+154mの登山道を駆け登り、山頂の鳥居がフィニッシュ地点です。短いコースのため、まずは鈴木龍弥(Suzuki Ryuya)ユース委員長のスキル&マナー講習付きのインスペクション(コース下見)を実施。15分後にスタートした大人たちを山頂で応援しました。下山後、5分おきに年代別部門ごとにウェーブスタート。大人たちからの声援を受けながら、それぞれのペースで全力で山頂を目指しました。最速記録は田中大輝(Takana Daiki/福井県/TEAM☆KYOTO SKY)選手の5分00秒でした。見事、全員がフィニッシュ!表彰式では全員にメダルと賞状が授与されました!

大人たちを「応援すること」もスポーツのうち! ©東讃富士登山競走
一人ずつの紹介・登場から、勢いよくスタート! ©東讃富士登山競走
保護者からの声援を受けてラストスパート ©東讃富士登山競走
全員が主役!がんばったぞー!おー! ©東讃富士登山競走

西日本で初のジュニア交流大会を終えて、鈴木龍弥ユース委員長は次のように述べています。

四国だけでなく、福井や愛知からも集まった20名ほどジュニアたちが熱い走りを見せました!大会を通じた仲間同士の声の掛け合いや、保護者の方々も一緒に山頂へ行き応援する姿が見られ、短時間の中に素晴らしい光景が詰まった大会でした。これからを担っていくジュニア世代がより競技に集中でき、世界を目指していける土台作りをJSAユース委員会として行っていきたいと思います。

大会主催者である四国スカイランニング協会代表理事の杉本雅昭(Sugimoto Masaaki)は次のように述べます。

四国スカイランニング協会が子どものみを対象にしたイベントを開催するのは、今回が初めてでした。競技中の子どもたちの真摯な表情や、がむしゃらに山頂を目指す姿を目の当たりにし、子どもが持つ可能性を改めて感じる機会になりました。競技者だけでなく保護者の方々も全力で応援し、皆が山で楽しんでいる様子を見て、スカイランニングの魅力を再認識しました。四国には子どもにも適した山がたくさんあるので、別の地域でも開催していきたいと思います。

白山山頂で参加者・保護者みんなで記念撮影! ©東讃富士登山競走

2024全日本ジュニア交流大会の第2弾は8月17-18日群馬県嬬恋村(嬬恋スカイラン)で開催されます。次世代を担う子供たち・若者たちは“私たちの未来”です。JSAは共に未来の山岳アスリートを育成するネットワークを構築していきます。若年世代の健全育成にご興味のある大会主催者・クラブ・地域の皆様はJSA事務局までご一報ください!!

2024全日本ジュニア交流大会

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嬬恋スカイラン