いよいよ福島県の安達太良山と山形県の蔵王山において2023全日本スカイランニング選手権大会が今週末から来週末にかけて開催されます。3種目合計で過去最多となる251名(スカイウルトラ:46名、バーティカル:89名、スカイ:116名)、JSA登録13チームが参戦します。そのうち、23歳以下のユース対象者は2種目合計で80名、40歳以上のマスターズ対象者は3種目合計で74名となります。

2023全日本スカイランニング選手権(詳細ページ)

安達太良山の沼ノ平火口を望む ©OSJ安達太良山トレイル50k

9月3日(日)に福島県二本松市で開催されるOSJ安達太良山トレイル50kスカイウルトラ種目の対象レースとなります。日本百名山の安達太良山(最高標高1728m)を舞台に、距離51km/±3790mのコースが設定されています。総合トップ3、及び、マスターズの各年代トップ3の選手に対してメダルが授与されます。

OSJ安達太良山トレイル50k

蔵王山の象徴「お釜」を望む ©ZAO SKYRUN

9月9・10日(土・日)に山形県山形市蔵王温泉で開催されるZAO SKYRUN 2023バーティカル種目とスカイ種目の対象レースとなります。日本百名山の蔵王山(標高1840m)を舞台に、バーティカル種目は距離5km/+820m、スカイ種目は距離25km/±1900m(ユースA・B部門はショートコースで距離15km/±1100)のコースが設定されています。バーティカルとスカイの2種目を合わせたコンバインドのランキングも決定されます。各総合トップ3、及び、ユースとマスターズの年代別トップ3の選手。そして、3種目の合計獲得ポイントトップ3のチームに対してメダルが授与されます。

ZAO SKYRUN 2023

2024世界選手権はスペインで開催 ©ISF

2023全日本選手権は2024世界選手権・2024ユース世界選手権・2024マスターズ世界選手権の代表選考会を兼ねています。まさに世界のSKYとつながる東北の名山の空に向かって駆け登ります。今季における“日本最高峰”に相応しいスカイランナーたちが東北の地に勢揃いします。

エントリーリスト>> 
スカイウルトラ / バーティカル / スカイ

2023JSA強化指定選手

2024日本代表選考要綱

全日本選手権メダル ©KTF

JSA代表理事の松本大(Dai Matsumoto)は2023全日本選手権について次のようにコメントしています。

まず初めに。大会関係者及びJSA加盟団体の皆様のご尽力に心より感謝申し上げます。JSA設立10周年となる2023年に過去最多となるスカイランナーが集う全日本選手権を開催できることは、100年以上前から脈々と受け継がれてきたスカイランニング(快速登山)の文化を支え続けた個人や団体が積み重ねてきた努力の成果といえます。
全日本選手権は年に1度の祭典ですが、その土台となるのが各地の団体により受け継がれている大小様々なイベントになります。今回の全日本選手権にチーム表彰を加えたことは『日本各地でのクラブチーム発足を促進していく』という我々の意志を表したものになります。受け皿となる団体の発展の先に個々人の輝きがあることは、100のクラブを抱えるイタリアと、1000のクラブを抱えるスペインが証明しています。今回の全日本選手権は個々の輝きと共にチームの輝きにも是非ご注目してください。
最後に。今シーズンは練習中やレース中に怪我をする選手の知らせが相次いでいます。自らの力量を把握しておくことはスポーツ選手の基本です。大会の成功と同時に、全選手の無事下山を願っております。

いよいよスタート! ©ZAO SKYRUN

JSAでは公式SNSにて現地より速報を発信してまいります。スカイランナーたちの活躍にご注目ください!!

JSA公式facebook

JSA公式Instagram