2025年8月1-3日にイタリア・グランサッソにおいて「2025ユーススカイランニング世界選手権(2025 Youth skyrunning world championships)」が開催されます。23歳以下の若者たちによるスカイランニングの祭典に、今年は日本からは13名の代表選手が参戦します。世界からは、5大陸・30カ国より合計238名の選手がエントリーしており、バーティカルとスカイの2種目で合計75個のメダルをかけて競い合います。


今回で9回目の開催となるユーススカイランニング世界選手権は、2015年のテスト大会・2016年の第1回大会より、隔年でイタリア・グランサッソにおいて開催されてきた歴史があります。10年前のテスト大会では5カ国であった参加国は30カ国まで増加し、スカイランニングをメインに取り組む選手が世界で増えています。日本チームはテストレースから参戦している強豪国という位置づけです。今回は、スペイン・イタリア・ノルウェーといった強豪国が18名のフルメンバーで参戦。新興国のブラジルも選手強化を本格的に始めており、これまで以上にハイレベルなレースが展開されると予想されます。

イベントは8月1日(金)のVERTICALで幕を開けます。全長3.5km 、標高差1,000mのコースは、アスリートたちの脚力、肺活量、そして限界に挑戦します。土曜日は休息日で、チームは国旗を掲げてパレードを行い、8月3日(日)のスカイでは年齢カテゴリーごとに異なるコースを走ります。ユースCとU23は、グラン・サッソ・スカイレース® (全長23km 、標高差2,226m 、最高地点標高2,533m )を全区間走ります。一方、ユースAとユースBのカテゴリーは、最初の区間(全長9km、標高差850m)のみを走ります。
2025 Youth Skyrunning World Championships

大舞台を目前に、ユース日本代表男子キャプテンの山岸大志(Yamagishi Taishi)は次のようにコメントします。
クラウドファンディングへのご協力を有難うございます。レースまであと1日となりましたが、大きなけがも無く、チーム全員良い雰囲気でここまで来れています。明日のバーティカルはチーム総合で優勝するためにも、各選手1秒でもひとつでも、順位を上げていけれるように頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします!
ユース日本代表の監督を務める松本大(Matsumoto Dai)は次のようにこの選手権の意義を語ります。
国も文化も異なる世界中の同世代の若者たちが、同じ舞台に集まり、同じルールのもと切磋琢磨し合うことに、ユース世界選手権を実施する意義があります。トップ3だけが獲得できるメダルに向けての努力や挑戦は、競技スポーツとして素晴らしいものですが、それだけじゃない。そこから芽生える国境を越えた友情や絆こそ、スタートラインに立った全ての選手が獲得できるものであり、より良い社会を未来につくる礎になるものです。グランサッソはまさに空と地球が出会う場所。日本の未来を担う若者たちが、真の地球人として成長する時間を、皆で分かち合いましょう。日本からの応援をよろしくお願いします!


ユース日本代表を支援するクラウドファンディングプロジェクトは7月30日で期限を迎えましたが、目標の134%を達成しました。ご支援をいただいた124名の皆様に心より御礼申し上げます!!(応援クラファン>>日本から世界へ!13人の若武者「AOZORA JAPAN」がスカイランニングの頂点を獲る!)。なお、現地からはJSAの公式インスタグラムにおいてライブ配信を予定しています。ぜひご覧ください!!
種目❶:バーティカル
8月1日 日本時間16:00~スタート
※表彰式:日本時間23:30~
種目❷:スカイ
8月3日 日本時間14:45~スタート
※表彰式 :日本時間21:00~