広島県最高峰の恐羅漢山(1346m)に駆け登る ©Fields

11月8日(日)、広島県安芸太田町にて2020スカイランニング中四国選手権(SKY部門)「OSORAKAN Lumberjack Trail 2020」が開催されました。舞台は広島県の最高峰である「恐羅漢山」(標高1346m)。コロナ禍により5月に予定していた大会が中止されての復活開催となった「恐羅漢」ですが、中四国選手権(SKY部門)の対象レースとなったミドル(距離22.40km / ±1620m)には約150名が参加しました。結果は、岡山県のエースである小郷和希(Ogo Kazuki)後藤涼子(Goto Ryoko)が初タイトルを獲得しました。

男子優勝の小郷
女子優勝の後藤

女子は、先日の四国中央スカイランで2位となった岡山県の後藤涼子(Goto Ryoko)が2位に10分の差をつけての圧勝で初タイトルを獲得しました。2位にはトライアスロンにも取り組む島根県の松本華奈(Matsumoto Kana)、3位には地元・広島県の川地里佳(Kawachi Rika)が入りました。

恐羅漢山域特有のスギ林の中を駆け登る後藤
2位の松本
3位の川地

男子は、大接戦を制して岡山県の小郷和希(Ogo Kazuki)が初タイトルを獲得しました。たった5秒差の2位には広島県の奥山善人(Okuyama Yoshihito)、3位には先日の四国中央スカイランでは5位だった高前直幸(Takamae Naoyuki)が入りました。

落ち葉の斜面を駆け下る小郷
ゴール後のインタビューを受ける2位の奥山
3位の高前

中四国選手権で優勝した小郷・後藤の両名は岡山県のクラブチームである「SKYDEMON(スカイデーモン)」のメンバーです。地域を拠点に活動するクラブチームという「器(うつわ)」が選手の競技力向上につながっていることが現れた結果といえるでしょう。中四国地域でもスカイランニング協会の設立の動きがみられます。四国では標高差1300mを駆け登り駆け下るサミットチャレンジも開催されました。急峻な地形に恵まれた中国・四国地方は今後のスカイランニングの発展がますます楽しみな地域です。

10月に開催された徳島県・国見山でのスカイランニング(往復10km/±1250m)

2020スカイランニング中四国選手権(SKY部門)リザルト

WOMEN
1.後藤 涼子(Goto Ryoko)岡山県 3:24:26
2.松本 華奈(Matsumoto Kana) 島根県 3:34:22
3.川地 里佳(Kawachi Rika)広島県 4:01:07
4.宮尾 祐子(Miyao Yuko)広島県 4:07:26
5.戸木 亜希子(Togi Akiko)広島県 4:18:30

MEN
1.小郷 和希(Ogo Kazuki) 岡山県 2:43:11 
2.奥山 善人(Okuyama Yoshihito) 広島県 2:43:16
3.高前 直幸(Takamae Naoyuki) 広島県 2:48:44
4.竹入 英樹(Takeiri Hideki) 広島県 2:52:23
5.平山 賢一(Hirayama Kennichi)広島県 2:55:15

OSORAKAN Lumberjack Trail 2020

2020地域選手権