8月2日(金)、イタリア・グランサッソにて第4回目となるユース世界選手権(グランサッソ・スカイレース)が開幕しました。初日はひとつめの種目としてVERTICAL KILOMETER®(バーティカル・キロメーター)が開催されました。年齢別カテゴリのうちU23(21-23歳)男子で山田 雄喜(Yamada Yuki)が2位に入り、今回の世界選手権で日本チームとして初のメダルを獲得しました。
第1回大会からの連続出場をしている日本からは9名の若きスカイランナーが出場しましたが、全体では過去最多の28カ国から192名のユース選手がグランサッソの地に集結しました。参加国が増えたことで選手層も厚みが増しており、複数のカテゴリでコースレコードが更新されるハイレベルなレースとなりました。
グランサッソVKは3.5kmで+1000mとなります。男子総合トップは世界戦でも活躍するスペインのダニエル・ラボルダ・オサンズ(OSANZ LABORDA DANIEL)が34分52秒で昨年に続いて連覇を達成。女子総合トップは山岳スキーのジュニアチャンピオンであるロシアのエカテリーナ・オシチキナ(Osichkina Ekaterina)が45分45秒で初優勝。男女共に驚異的なコースレコードが叩き出されました。
男子は山田雄喜(YAMADA YUKI)がU23カテゴリで2位となり日本勢唯一となる銀メダルを獲得しました。山田のタイム、37分06秒は歴代の日本人選手では新記録となります。その他の日本勢は、YouthAカテゴリの大多和聖良(OTAWA SEIRA)が15位、YouthBカテゴリで服部一輝(HATTORI KAZUKI)が15位、加藤晟人(KATO AKIHITO)が16位、U23カテゴリで小寺啓允(KODERA HIROMASA)が28位、杉山暢(SUGIYAMA ITARU)が36位。
女子は、安ケ平萌子(YASUGAHIRA MOEKO)がU23カテゴリで7位と健闘しました。同カテゴリの滝澤空良(TAKIZAWA SORA)は13位、山岸夏希(YAMAGISHI NATSUKI)が20位。なお、上位者4名の合計ポイントで競われる国別対抗の暫定順位では日本は第9位という結果でした。ユース世界選手権は休養日を1日はさみ、8月4日(日)に2種目目のSKYRACE®(スカイレース/21.6km/±2226)が開催されます。
2019ユース世界選手権(VK) リザルト
ユースA(16-17歳)女子
1. SOLLID Live(ノルウェー)51’42.48
2. DE BRUIN Luna(オランダ)53’32.44
3. NEMETH Luca YAF(ハンガリー)55’07.72
ユースB(18-20歳)女子
1. OSICHKINA Ekaterina(ロシア)45’46.58
2. SANCHEZ Sofia(アメリカ)46’28.77
3. VEIGERTOVA Gabriela(チェコ)51’54.58
U23(21-23歳)女子
1. SCHMID Alessandra(スイス)46’10.11
2. OBERG Johanne(スウェーデン)47’58.65
3. ESZTER ALIZ Osi(ハンガリー)48’49.09
7. YASUGAHIRA Moeko(日本)52’08.89
13.TAKIZAWA Sora(日本)55’35.01
20.YAMAGISHI Natsuki(日本)1:07’39.33
ユースA(16-17歳)男子
1. OLM ROUPPERT Oriol(アンドラ)40’00.24
2. UGARTE ERIZ Aitor(スペイン)41’25.65
3. CONNELLY Mikey(アメリカ)42’22.98
16. OTAWA Seira(日本)47’00.49
ユースB(18-20歳)男子
1. FAEROVIK GRIEG Perchrist(ノルウェー)36’54.22
2. DELORENZI Marco(スイス) 38’11.95
3. PEREZ ANGLES Albert(スペイン)38’35.95
15. HATTORI Kazuki(日本)43’46.47
16. KATO Akihito(日本)43’49.96
U23(21-23歳)男子
1. OSANZ LABORDA Daniel(スペイン)34’52.84
2. YAMADA Yuki(日本)37’06.25
3. DELORENZI Roberto(スイス)38’15.90
28. KODERA Hiromasa(日本)45’55.83
36. SUGIYAMA Itaru(日本)49’25.11
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