2年に1度開催される山岳ランニングの世界最高峰!!
9月15日:SKY種目(29km/+2500m)
『2018スカイランニング世界選手権』が9月13日にイギリス・スコットランドで開幕します。VK・ULTRA・SKYの3種目で競われ、ポイントに応じて国別ランキングが決定されます。2年前は銅メダルだった日本代表チーム(選手16名)は金メダルを目指します。今回は大会3日目の種目であるSKY(スカイ)日本代表5名の「世界選手権への意気込み」について紹介します。
2018 Skyrunning World Championships
マメ知識:『SKY(スカイ)』って何?
SKYRUNNING(スカイランニング)のSKY(スカイ)種目は、その名の通り、スカイランニングの原点となる登山スタイルを競技にしたものです。麓の村や街の中心から、高くそびえる最高峰の頂に、どれだけ早く登って戻ってこれるか。分かりやすく表現するならば『登山&下山競走』となります。正式には30km未満は『スカイレース』、30km以上は『スカイマラソン』となります。スカイクラシックという言葉もあるように、最も昔からある伝統的、かつ、大会数も参加者数も最も多い花形種目であります。実は、大会の会場となるスコットランドのベンネビス山(イギリス最高峰)で開催されているベンネビスレースが世界最古のスカイレースとなります。第1回大会は1895年。スカイランニングは100年以上の歴史があって今に至っているのです。スピード、技術、スタミナの3要素のバランスが必要な、爽快感ナンバーワンの種目になります!!
JSA公認レース一覧 = 日本でもスカイランニングを体験できる大会♪
上田 瑠偉(Ruy Ueda)
前回大会以上にチームJAPANに貢献できるよう、バーティカルもスカイも力をつけてきましたが、怪我により出場できないことをとても悔しく思います。大会期間中は出場するチームメイトが100%の力を出し切れるようサポートします。 スカイランニングはレース中に必ずピークハントをするのが醍醐味です。眼下に見渡す限り地球が続く、そんな絶景に毎回出会えるエキサイティングな競技です。
※今回、上田選手は怪我のためサポート役として世界選手権に参加します
加藤 聡(Satoshi Kato)
スカイランニングの大会に参加するようになって2年になりますが、まさか世界選手権という大きなレースに出れるとは夢にも思いませんでした。まだまだ力不足ではありますが、世界トップレベルのレースをしっかりと走りきり、少しでも速く、1つでも順位を上げて、チームに貢献できるように頑張りたいと思います。
近藤 敬仁(Yoshihito Kondo)
「世界選手権」そこは自分にとって最高に熱くなれる最高の舞台。そしてそこに日本代表として挑むことができる。もっとしっかり仕上げてその舞台に立ちたかったけど、仕事の忙しさから体調を崩していた時期もあり練習もあまりできていない。自分の思い描いていた姿には程遠いのが現状だが、今、自分にできるすべてをぶつけてこよう。日本の代表として、一人の競技者として、スコットランドの山と空で。頑張れオレ!頑張れJAPANチーム!
高村 貴子(Takako Takamura)
私とスカイレースの初めての出会いはスカイランニングユース世界選手権のグランサッソでした。山の険しさもスケールの大きさも大会の雰囲気も全く日本とは違い、本当に衝撃を受けました。それと同時にこの世界で勝ちたい!2年後はA代表として世界選手権で戦いたいと思ってやってきました。ようやく夢にまでみた世界選手権の舞台で戦える時が近づき、やっと来たというワクワクした気持ちと、今までやってきたことは正しかったのかという不安な気持ちの両方があります。しかし2年前憧れたこの世界選手権の舞台にようやく立てるので、いつも通りの自分の走りをして、笑顔でゴールしたいと思います。応援よろしくお願いします。
松本 大(Dai Matsumoto)
まず、日本史上最強といえる素晴らしいアスリート・サポートスタッフと共にスコットランドの地に立てることに大きな喜びを感じています。そして、今まで私たちを支えてきてくださった多くの方々への感謝の気持ちでいっぱいです。今回、アスリートとして挑む世界選手権は最後と決めています。歴史あるベンネビス山を望む急峻な山岳の岩肌に触れること、そして、共に戦い続けてきた世界最高レベルの仲間たちと同じスタートラインに立つことが楽しみで仕方ありません。最後の世界選手権は、私の人生をそのものを鮮やかに彩る、濃厚・濃密な時間になることでしょう。私たちは手ぶらで日本に帰るつもりはありません。私たちは最高峰を目指して駆け登るスカイランナーです。日本チーム一丸となって金メダルを狙っていきます。どうぞ応援をよろしくお願いいたします。
世界の頂点を目指して駆け登る日本代表への支援・応援をよろしくお願いいたします!!
※今回の開催地は日本から遠く離れたスコットランドであるため、各選手の個人負担が大きくなっている現状があります。皆さんのご支援は選手たちの渡航費用や宿泊費の一部として使わせていただきます。