11月28日(日)、徳島県三好市にて2021スカイランニング中四国選手権(SKY部門)「大歩危国見山スカイレース」が開催されました。国内トップクラスの急峻な地形である祖谷渓に聳える国見山(標高1409m)。名勝である大歩危(おおぼけ)の駅前より山頂を目指し戻ってくる、距離12.8kmで標高差1209m(累積1436m)を一気に駆け登り駆け下る、国内屈指の急峻なコース。四国スカイランニング協会が主管するスカイランニング四国シリーズ第3戦でもあります。

雲上に聳える国見山 ©JSA
会場となった大歩危駅周辺 ©JSA
男子優勝の薬師寺 ©大歩危国見山スカイレース
女子優勝の後藤 ©大歩危国見山スカイレース

男子は愛媛県の薬師寺裕人(Yakushiji Yuto)が優勝。薬師寺は初の地域選手権タイトル獲得となります。2位には鷲田明広(Washida Akihiro)、3位は吉井将晃 (Yoshii Masaaki)と岡山勢が続きました。女子は岡山県の後藤涼子(Goto Ryoko)が2位に8分差をつけての圧勝。昨年に続き中四国選手権(SKY部門)2連覇を飾りました。2位には岡山県の山本愛(Yamamoto Megumi)、3位には徳島県の小泉陽子(Koizumi Yoko)が入りました。

地元の人たちの応援で賑やかなスタート地点(女子3位の小泉) ©大歩危国見山スカイレース
落ち葉の積もった急峻な登山道を登る(男子2位の鷲田) ©大歩危国見山スカイレース
国見山山頂を折り返す(男子3位の吉井) ©大歩危国見山スカイレース
下ってフィニッシュ!(女子2位の山本) ©大歩危国見山スカイレース

2021スカイランニング中四国選手権(SKY部門)リザルト(TOP5)

十二単姿の姫様がプレゼンターの表彰式 ©大歩危国見山スカイレース

WOMEN
1. 後藤 涼子 Goto Ryoko 岡山県 1:52:48
2. 山本 愛 Yamamoto Megumi 岡山県 2:00:54
3. 小泉 陽子 Koizumi Yoko 徳島県 2:08:11
4. 相原 千尋 Aibara Chihiro 広島県 2:11:48
5. 本郷 沙穂 Hongo Saho 岡山県 2:20:01

姫様は86歳! ©大歩危国見山スカイレース

MEN
1. 薬師寺 裕人 Yakushiji Yuto 愛媛県 1:35:35
2. 鷲田 明広 Washida Akihiro 岡山県 1:37:01
3. 吉井 将晃 Yoshii Masaaki 岡山県 1:37:20
4. 本郷 淳 Hongo Jun 岡山県 1:39:47
5. 三島 康生 Mishima Yasuharu 高知県 1:42:43

大歩危国見山スカイレースは昨年のテストレースを経て今年初めて三好市で開催されたスカイランニング大会となります。三好市は恵まれた自然を活かしたスポーツツーリズムに力を入れており、スポーツ庁の動画でもアウトドアスポーツの国際大会の様子が紹介されています。スカイレースと同日にはラフティングの日本選手権も開催されていました。天空の集落群は「そら」と呼ばれており、スカイランニングとの相性も良い地域。今後の発展が楽しみな大歩危国見山スカイレースです。

大歩危国見山スカイレース

2021地域選手権