11月5日(日)に新潟県魚沼市で魚沼アルプススカイレースが関東・北信越・東海地方の在住者を対象としたスカイランニング中日本選手権(スカイ部門)として開催されました。勝利を手にしたのは昨年の魚沼スカイランで優勝した乾碩(Inui Suguru/埼玉県)と、魚沼スカイラン初出場の高村貴子(Takamura Takako/SKYNINJA/長野県)でした。

雲海に浮かぶ魚沼アルプス ©魚沼スカイラン実行委員会
最後のピークである鳴倉山から魚沼の街を眼下に望む ©魚沼スカイラン実行委員会

今年で3回目の開催となる魚沼アルプススカイレースは魚沼市在住のスカイランナーである小幡利春(Obata Toshiharu)をはじめECHIGO SKY CLUBが運営に携わるレース。魚沼アルプスは越後三山を望む里山で構成される山域であり、長大な尾根と急峻でテクニカルな斜面が待ち構えています。今年からコースに加わった同アルプス最高峰の笠倉山(標高907m)のナイフリッジでは軽度の登攀技術が必要となり、この大会が世界級のスカイランニングであることを証明しています。過去2大会は北信越選手権として開催されましたが、今回はより広範囲な中日本選手権として位置づけられました。

男子優勝の乾 ©魚沼スカイラン実行委員会
男子2位の宮川 ©魚沼スカイラン実行委員会
男子3位の貝瀬 ©魚沼スカイラン実行委員会

男子は昨年の同レースの総合チャンピオンである埼玉県の乾碩(Inui Suguru)が2位以下を7分程度離しての完全勝利を収め、中日本チャンピオンのタイトルを獲得しました。男子2位には昨年2位の福井県の宮川朋史(Miyagawa Tomofumi)がランクイン。男子3位には地元・魚沼エリア在住の貝瀬淳(Kaise Jun)が入りました。

女子優勝の高村 ©魚沼スカイラン実行委員会
女子2位の齋藤 ©魚沼スカイラン実行委員会
女子3位の岩楯 ©魚沼スカイラン実行委員会

女子は12月にアジア選手権を控える2023全日本女王・高村貴子(Takamura Takako)が2位以下を20分離す圧勝という結果でした。世界を転戦する高村に「全日本選手権を魚沼でしてほしい」というほどのコースでした。2位には神奈川県の斎藤磨実(Saito Mami)、3位には東京都の岩楯志帆(Iwadate Shiho/The Skywolf)の実力者2名が入りました。

中日本選手権 男女トップ3(左から宮川・齋藤・乾・高村・貝瀬・岩楯) ©JSA

2023スカイランニング中日本選手権(SKY部門)トップ10

WOMEN
1 髙村 貴⼦(長野県/SKYNINJA)2:51:49
2 齋籐 磨実(神奈川県)3:11:14
3 岩楯 志帆(東京都/The Skywolf) 3:23:22
4 ⼤淵 千鶴(新潟県)3:27:31
5 和⽥ みほ(新潟県/新潟スカイクラブ)3:45:41
6 林 美樹(新潟県)4:05:09
7 関根 嘉美(新潟県)5:15:20
8 ⼩川 菜津⼦(⻑野県)5:34:41
9 住福 萌々花(埼⽟県)5:51:01

MEN
1 乾 碩(埼⽟県)2:21:57
2 宮川 朋史(福井県)2:28:33
3 ⾙瀬 淳(新潟県)2:30:36
4 須永 義伸(埼⽟県)2:37:46
5 ⽵原 直⽮(神奈川県/SC丹沢秦野)2:44:12
6 相良 孔太(⻑野県/SKYNINJA)2:45:03
7 ⽥中 耕造(⻑野県/SKYNINJA)2:45:45
8 丸⼭ 将真(⻑野県)2:49:39
9 ⼤塚 浩司(⻑野県)2:49:58
10 沓掛 健⼀(茨城県)2:52:08]

2023スカイランニング地域選手権

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