今週末は都市&山岳における駆け登りレースが2カ所同時に開催されます。都市では愛知県名古屋市の中部電力 MIRAI TOWERにおいてSJC(STAIRCLIMBING JAPAN CIRCUIT)第1戦・名古屋大会。長野県白馬村の白馬五竜スキー場において2023中日本選手権/V GAMES JAPAN第2戦「白馬五竜ナイトバーティカル」が開催されます。
SJC第1戦・名古屋大会
超高層ビル等の階段を駆け登るステアクライミング(Stairclimbing)は、スカイランニングの都市型種目として世界中の各都市で開催されています。日本では昨年より世界に先駆けて国内サーキットを開催しており、今年が2年目の国内サーキット開催となります。2023SJCは名古屋大会、大阪大会(11月予定)、そして、最終戦(未発表)の全3戦で構成されます。2022シーズンの結果より選出された2023 SJC エリートの33名(男子21名・女子12名)が「階段王・階段女王」の座を駆けて全3戦を競い合います。また、ステアクライミングは競技スポーツとしての魅力だけではなく、新しい都市型フィットネスとしても注目されており、一般部門の申し込みも年々増えています。
名古屋大会の舞台は栄のシンボルタワー中部電力ミライタワー(旧 名古屋テレビ塔)となります。日本初のテレビ電波塔であり、日本で初めて階段駆け上がり競争が公式に開催されたタワーです。高さ90m(階段数415段)を駆けあがり、展望台スカイデッキがフィニッシュ地点です。高さは他の会場に比べて低いものの、階段高や平行移動区間、フィニッシュ前に上がる斜度など短いながらバリエーションに富んだコースとなります。
中日本選手権/V GAMES JAPAN・白馬
山岳を駆け登る種目であるバーティカル(VERTICAL)。その新しいサーキットであるV GAMES JAPANの第2戦として白馬五竜ナイトバーティカルが開催されます。日没時刻にスタートする夜間のバーティカル公式戦は日本では初開催となります。このレースは関東・北信越・東海地区を対象とした中日本選手権でもあり、対象地域在住のトップ3の選手にメダルが授与されます。
白馬五竜でのバーティカルレースは昨年に続いて2度目の開催となります。今年は日本初のナイトレースとしての開催となり、夕景の白馬連峰に向かってスタートし、フィニッシュ時には星空と白馬村の夜景を望む非日常感のあるレースとなります。距離2.8kmで標高差850mを駆け登るコースの傾斜は日本最急峻であり、世界級のコース設定となります。