2月23日(日)、長野県上田市にて2025スカイスノージャパンシリーズ開幕戦「菅平スノーランニング(Sugadara snow running)」が開催されました。スポーツのメッカとして名高い菅平高原を舞台に、約40名のスノーランナーが参加。男子は2024チャンピオンの石田寛雄(Ishida Hiroo/新潟県/ECHIGO SKY CLUB)、女子は冬季にクロスカントリースキーに打ち込む中学生の山田柚野(Yamada Yuno/長野県/Ssessionzz)が接戦を制して優勝しました。

根子岳をバックにスタートする選手達 ©菅平スノーランニング/日下俊彦

早朝の菅平高原は冬型の気圧配置の影響で、この日、日本で最も低温の氷点下22.6度を記録。山頂付近は強風でガスも巻いていたため、安全の確保のため山麓を2往復するPlanBコース(距離12km/±650m)での開催となりました。

男子は1往復目より石田寛雄貝瀬淳(Kaise Jun/新潟県/ECHIGO SKY CLUB)の同じチームの2名のトップ争いとなりました。石田寛雄がリードを守り切りトップでフィニッシュ。2位には貝瀬。3位には、後半に追い上げた宮川朋史(Miyagawa Tomofumi/福井県)が入りました。男子に関しては4月に群馬県嬬恋村で開催される2025アジア・パシフィック選手権の日本代表勢が順当に力を発揮した形となります。

優勝した石田のコメント:

2024年のチャンピオンなので、これまでとは違い自分でプレッシャーをかけていましたが、開幕戦で結果が残せてほっとしています。アジア選手権でも良い結果を残せるよう頑張りたいと思います。

男子優勝の石田 ©菅平スノーランニング/日下俊彦
男子2位の貝瀬 ©菅平スノーランニング/日下俊彦
男子3位の宮川 ©菅平スノーランニング/日下俊彦

女子は、序盤よりユース世代の若手のトップ争いとなりました。V GAMES JPAN 女王であり登りのスペシャリストである大掛莉奈(Ogake Rina/愛知県/Sky Tiger)が登りでリードし、スキーで鍛える山田柚野が下りで追い抜く、大接戦に。2往復目でも下りで追い抜いた山田が逃げ切り、JSA公式戦で初優勝を飾りました。第2位には大掛莉奈。第3位には終始3位につけていた大掛柚奈(Ogake Yuna/愛知県/Sky Tiger)が入りました。女子は2025ユース日本代表でもある中学生がトップ3を占める結果となりました。

初優勝した山田のコメント:

雪の上でスキーしかしてなかったので、ランニングで実力が出せるか心配でしたが、1周目の前半から攻めることができていい結果につながりました。来月、スキーのジュニアオリンピックが北海道であるのでそちらでも良い結果を残したいです。

優勝した山田 ©菅平スノーランニング/日下俊彦
2位の大掛莉奈 ©菅平スノーランニング/日下俊彦
3位の大掛柚奈 ©菅平スノーランニング/日下俊彦

SSJS 開幕戦「菅平」TOP3

WOMEN
🥇山田 柚野(長野)1:29:42
🥈大掛 莉奈(愛知)1:30:36
🥉大掛 柚奈(愛知)1:34:01

MEN
🥇石田 寛雄(新潟)1:14:52
🥈貝瀬 淳(新潟)1:15:55
🥉宮川 朋史(福井)1:17:36

菅平スノーランニング(全リザルト)

2025 SKYSNOW JAPAN SERIES