フランスで開催されたワールドシリーズ第4戦「GORGES DU TARN(ゴージュ・ドュ・タルン)SKYRACE」にて、小田切将真(Otagiri Shoma/中野土建/MERRELL JAPAN)が10位に入りました。トップ10以内は2024ワールドシリーズ戦で日本勢初となります。同レースに出場した近江竜之介(Omi Ryunosuke/TEAM☆SKY KYOTO/adidas terrex)は善戦し、トップと5分差の6着でフィニッシュするも、途中のミスコースにより30分のペナルティータイムが加算され入賞は逃しました。

今回のレースは距離25kmで累積標高差±1900mとスカイレースとしては平均傾斜が緩やかで、今年から開始されたユース部門のサーキットも兼ねています。GORGESとはフランス語で「渓谷」のことで、その名の通り、高低差400m程のタルン渓谷の急峻・テク二カルな斜面を舞台にした新スタイルのスカイレースです。男子は2022世界選手権チャンピンであるスイスのロベルト・デロレンジ(DELORENZI Roberto)、女子はベテラン実力者であるスペインのオイアナ・コルタザール(KORTAZAR Oihana)が優勝しました。

駆け下る小田切 ©Valentin Orange
男子トップ5 ©Antton Guaresti
女子トップ5 ©Antton Guaresti

10位となった小田切のコメント:

今回も応援や支援していただきありがとうございました! 前回のマテイザンでは走りの感覚が全く噛み合わず苦しい走りでした。今レースに向けては一緒に参加した近江選手と練習をともにする中で、感覚が良くなってきていました。レースでは、まだ上位陣に混ざって勝負できるところまで来ていないと判断したので、10位前後の集団の中で走りました。余裕を持ってレースが出来たわけではないですが、走りの感覚やキレが戻ってきているのを感じられたので、結果以上に充実感があります。今年は9月の世界選手権が最大の目標レースなので、そこに向けてさらに状態を上げていけるように考えてやっていきたいと思います。

近江のコメント(近江のインスタグラムより):

手ぶらでは帰れないと意気込みスタート。序盤は朝から降り続いた雨の影響でかなりスリッピーな路面。すぐ隣は崖。それでもトップ選手に喰らい付き、5位前後を死守。身体もメンタルもかなりいい感じだったのですが、中盤でロングカテゴリーのコースに入ってしまい、400mコースカットしてしまいました。レースは6位でフィニッシュでしたが、コースカットで下されたペナルティは30分。結果44位となりました。情けないし、悔しい。次に向けてまた頑張ります。

スカイランナーワールドシリーズ第4戦 TOP5

MEN
1.DELORENZI Roberto(SWISS)2:19:26
2.MARTÍNEZ PÉREZ Antonio(SPAIN)2:20:30
3.ÏU Net(SPAIN)2:20:52
4.BELTRAMI Lorenzo(ITALY)2:20:57
5.JAN Torrella(SPAIN)2:22:19
10.OTAGIRI Shoma(JAPAN)2:29:59

WOMEN
1.KORTAZAR Oihana(SPAIN)2:51:58
2.JULIA Font(SPAIN)2:54:47
3.CABESTRE Carrodilla(SPAIN)2:57:55
4.GERMAIN Lucille(FRANCE)2:59:51
5.MAGNONE Olivia(FRANCE)3:00:47

2024 MERRELL Skyrunner® World Series

全リザルト