3月5日(土)、山形県上山市蔵王ライザワールドにてスカイスノージャパンシリーズ開幕戦「蔵王スカイラン・スカイスノー」が開催されました。午前中にバーティカル(1.5km/+333m)、午後にクラシック(悪天候のため短縮:3.4km/±400m)の2種目が実施され、女子では高橋友理奈(Takahashi Yurina)が両種目で優勝。男子ではバーティカルで高村純太(Takamura Junta)、クラシックで小幡利春(Obata Toshiharu)が優勝しました。
朝方に開催されたバーティカルは巨大な樹氷(スノーモンスター)が林立する蔵王ライザワールドのトップ地点まで駆け登るレース。天候に恵まれて朝日連峰や月山など山形県の山々を一望できる最高のコンディションとなりました。男子では新潟の高村純太が優勝。2位には同じく新潟の小幡利春。3位には福井の宮川朋史(Miyagawa Tomofumi)が入りました。女子は宮城の高橋友理奈が優勝。2位には新潟の小幡莉子(Obata Riko)。3位には長野のレジェンド・須藤吉仕子(Suto Kishiko)が入りました。
夕方に開催されたクラシックは天候悪化のために大幅にコースを短縮して3.4km/±400mのスプリントコースで実施されました(本来のコースは9km/±1000m)。男子は小幡利春が終始リードして優勝。2位には高村純太。3位には静岡の涌嶋優(Wakushima Suguru)が入りました。女子はバーティカルと同じ順位で、高橋友理奈が優勝、小幡莉子が2位、須藤吉仕子が3位でした。
記念すべきスカイスノージャパンシリーズの開幕戦を終えて、JSA代表理事の松本大(Matsumoto Dai)は次のように述べています。「日本におけるスカイスノーの最初の公式戦が日本屈指の高地スポーツフィールドである「蔵王坊平」を舞台に開催されたことは実に喜ばしいことです。スカイスノーは将来の冬季五輪を見据えた種目という点だけでなく、雪上という高所山岳を駆け登るスカイランニングの原点を表わしています。スカイスノーのパイオニアである全ての参加者の皆さんに心より敬意を表します。同時に吹雪の中でも安全な競技運営に携わっていただいたスタッフ・関係者の皆様に御礼申し上げます」。
2022スカイスノージャパンシリーズは一里野・嬬恋の2大会(全4戦)が今後予定されています(第3戦の鬼首は中止の予定)。嬬恋は第1回目となる全日本スカイスノー選手権大会となります。また、蔵王に関しては「蔵王スカイラン(本大会)」が9月3・4日に山形市蔵王温泉にて開催されます。
スカイスノージャパンシリーズ第1戦(蔵王スカイラン・スカイスノーバーティカル)トップ3
WOMEN
1. 高橋 友理奈(オリエンティア軍団)19:31
2. 小幡 莉子(NIIGATA SKY CLUB)20:54
3. 須藤 吉仕子(SKYNINJA 上田&吾妻)21:15
MEN
1. 高村 純太(NIIGATA SKY CLUB)15:00
2. 小幡 利春(NIIGATA SKY CLUB)15:15
3. 宮川 朋史 15:20
スカイスノージャパンシリーズ第2戦(蔵王スカイラン・スカイスノークラシック)トップ3
WOMEN
1. 高橋 友理奈(オリエンティア軍団)28:00
2. 小幡 莉子(NIIGATA SKY CLUB)32:00
3. 須藤 吉仕子(SKYNINJA 上田&吾妻) 34:00
MEN
1. 小幡 利春(NIIGATA SKY CLUB)21:00
2. 高村 純太(NIIGATA SKY CLUB)22:00
3. 涌嶋 優(富士空界-Fuji SKY-)23:00