山に登るスカイランニングは、マナー・ルール、自然の素晴らしさや偉大さ、達成感や感動を味わえるスポーツであり、人間形成や郷土教育の一環としても可能性のあるスポーツだといえます。5月3日(木・祝)に長野県上田市で開催された「上田バーティカルレースー太郎山登山競走ー」はJSAジュニアシリーズ第1戦も兼ねていました。JSAジュニアシリーズは、山岳を駆け登る楽しさや爽快さを体験することができ、なおかつ、ジュニア世代の育成に重点をおいて開催されている上信・北陸エリアの山岳レースをまとめたものです。対象となるのは小学生と中学生となります。

レース初体験となる小学1年生も太郎山を駆け登った!! ©UEDA VERTICAL RACE/NAGI MUROFUSHI
レース初体験となる小学1年生も太郎山を駆け登った!! ©UEDA VERTICAL RACE/NAGI MUROFUSHI

「上田バーティカル」はゴールデンウィーク中の大会ということもあり、地元の長野県だけでなく近隣の県や首都圏からも多くの子供たちが参加して、“山頂目指して駆け登る”、スカイランニングの原点に挑戦しました。最年少は小学校1年生の男の子たち。大勢の大人の声援を受けて、標高差700mを一生懸命に駆け登りました。ファミリーでレースに参加している選手も多く、家族の声援を受けてスタートから全力疾走する子もいました。ゴール後は、登ってくる家族を逆に応援。家族で楽しめるスカイランニング大会となりました。

空へ向かって。表情は真剣そのもの!! ©UEDA VERTICAL RACE/NAGI MUROFUSHI
太郎山が目の前に聳える。表情は真剣そのもの!! ©UEDA VERTICAL RACE/NAGI MUROFUSHI
山頂でひと段落♪ ©UEDA VERTICAL RACE/NAGI MUROFUSHI
山頂でひと段落♪ ©UEDA VERTICAL RACE/NAGI MUROFUSHI
パパが来るのを待っていた!! ©UEDA VERTICAL RACE/NAGI MUROFUSHI
パパが来るのを待っていた!! ©UEDA VERTICAL RACE/NAGI MUROFUSHI

参加者の中には参加者の中には未来のトップスカイランナーを目指している子供たちも少なくありません。まさに大人顔負けの“力登”となりました。女子では、中高生優勝の山崎吏桜(Rio Yamazaki)は総合1位、中高生2位の市村珠季(Tamaki Ichimura)は総合2位、小学生高学年優勝の織田晃帆(Akiho Oda)は総合5位、中高生3・4位の本多来依(Rai Honda)・本多留依(Rui Honda)の姉妹は総合6・7位、中高生5位の山本乃愛(Noa Yamamoto)は総合10位。真田幸村コースのトップ10の中で6名がジュニア世代の選手となりました。また、男子でも中高生優勝の社家間友介(Yusuke Shakema)は総合8位、同2位の近江仁之助(Jinosuke Oumi)は総合9位、同3位の大多和聖良(Seira Otawara)は総合16位に入る大活躍でした。

中学生は大人顔負けの大活躍だった ©UEDA VERTICAL RACE/NAGI MUROFUSHI
中学生は大人顔負けの大活躍だった ©UEDA VERTICAL RACE/NAGI MUROFUSHI

2018JSAジュニアシリーズは長野県・群馬県・富山県で開催されます。次回は5月27日の「たかやしろトレイルランニングレース」となります。スカイランニングは大人だけでなく子供たちにも開かれたスポーツです。JSAでは安全面・運営面等でジュニア世代やファミリーで参加するのに相応しい山岳レースをJSAジュニアシリーズ戦と位置付けています。ご家族での挑戦をお待ちしております!!

子どもたちの参加者が年々増えてきている ©UEDA VERTICAL RACE/NAGI MUROFUSHI
参加する子どもたちが年々増えてきている ©UEDA VERTICAL RACE/NAGI MUROFUSHI

上田バーティカルレース

2018JSAジュニアシリーズ