9月18日(日)にイギリス・スコットランドで開催されたワールドシリーズ戦(エクストリーム・シリーズ最終戦)「Salomon Glen Coe Skyline」に小川壮太/Sota Ogawaが出場して、12位にランクインしました。その結果、8月に開催されたエクストリームシリーズ第1戦「Tromsø SkyRace®」の4位で得たポイントと合わせて、小川は128.4ポイントを獲得。全3戦中2戦の合計ポイントで競われる2016EXTREMEシリーズで5位という成績となりました。上位4名は最終戦の地元であるイギリス人選手が占める中での5位という成績。これは日本スカイランニング界の歴史に残る、そして、世界への道を切り開いた快挙といえます。
エクストリーム・シリーズは今期より開催が始まった新しい種目のシリーズ戦です。山岳スポーツであるスカイランニングの競技特性を体現しているシリーズ戦ともいえます。3戦のうち2戦は標高2000mに満たない山岳が舞台となっていますが、『試走の有無が命に関わる』と小川が判断するほどテクニカルな山岳コースだったようです。登山技術が問われるコースでのレース開催は、エクストリーム種目に限らず、今後スカイランニングが世界各国へと拡散していくためのモデルケースともいえるでしょう。2016年の小川の挑戦は本場・欧州の最先端のシーンを日本やアジアへと伝えるものでした。パイオニアとしての挑戦とその成績は賞賛に値するものといえます。
Extreme Series ranking. Final*
Men
1. Jonathan Albon (GBR) – 208 points
2. Tom Owens (GBR) – 205.6 points
3. Finlay Wild (GBR) – 164.4 points
4. Andew Fallas (GBR) – 143 points
5. Sota Ogawa (JAP) – 128.4 points
Women
1. Jasmin Paris (GBR) – 220 points
2. Malene Haukøy (NOR) – 193.6 points
3. Ruth Croft (NZL) – 172 points
4. Martina Valmassoi (ITA – 152.4 points
5. Natalia Tomasiak (POL) – 127.6 points
*Scoring (best results of two out of three races plus 20% at the final race)
2016 Extreme Series ranking