西日本のビッグイベントが広島県の最高峰・恐羅漢山(おそらかんざん:標高1346m)で開催されます。5月27日(日)に広島県安芸太田町にて「ひろしま恐羅漢トレイルin安芸太田」が2018ウルトラ日本選手権として開催されます。メイン会場である恐羅漢スノーパークを起点に、3度のループを描くコースは一見すると陸上競技のようなコースレイアウトですが、最高峰を踏む中盤以降のアップダウンは西日本屈指の急峻さがあるタフなコース設定となります。
広島県はウルトラ王者の東徹(Toru Higashi)の地元でもあり、中四国地方のスカイランニングのハブとなる可能性を秘めた場所といえます。西日本屈指の難コースには日本各地から強豪ウルトラスカイランナーが参戦します。男子は、2015・2017チャンピオンの東徹、2016チャンピオンの小川壮太(Sota Ogawa)が再び激突します。また、宮川朋史(Tomofumi Miyagawa)らスピードのある選手も上位を狙います。
女子は、ウルトラカテゴリのオールスターが揃います。2015・2017女王の星野由香里(Yukari Hoshino)、そして、2016女王の丹羽薫(Kaori Niwa)が再び激突します。さらに、2017日本選手権で2位の浅原かおり(Kaori Asahara)と3位の岩村聖華(Seika Iwamura)も参戦します。誰が表彰台の真ん中に立つのか、最後まで分からない大接戦が予想されます。
なお、日本選手権の対象コースは、2018年より日本各地で実施する地域選手権であるスカイランニング中四国選手権も兼ねます。中四国地域(鳥取・島根・岡山・広島・山口・香川・徳島・愛媛・高知)に居住する選手を対象に、男女上位3名へトロフィーが授与されます。数あるアウトドアランニングの中でも、中四国地方の真の山岳ランナーを決定する、大注目のレースとなります。