10月22日(日)、中国の上海で開催されたバーティカルランニングの世界シリーズ戦「VWC/バーティカル・ワールド・サーキット第8戦」において、吉住友里(Yuri Yoshizumi)が2位、渡辺良治(Ryoji Watanabe)が3位に入りました。VWCは世界各地の大都市の超高層ビルを駆け登る、バーティカルランニング(都市型スカイランニング)の世界シリーズ戦です。吉住と渡辺の”アベック入賞”は昨年にエキシビジョンレースとして開催された「ハルカススカイラン」以来となります。
2017VWCは世界10都市で開催されるバーティカルランニングの世界シリーズ戦です。上海大会は今年の第8戦目として開催され正式名称は「SHKP Vertical Run for Charity: Race to Shanghai IFC」です。1460段、標高差250mを一気に駆け登ります。
男子の優勝は、マーク・ボーン(オーストラリア)でタイムは7分44秒。9秒差の2位に世界王者のピーター・ロボジンスキー(ポーランド)。さらに19秒差の8分12秒の3位で渡辺は上海の空に駆け登りました。渡辺とピーターの差は前回の北京大会では53秒差。今回は「ピーターの背中が見えた」ということで着々と世界の「階段王」に実力が近づいています。
女子の優勝は世界女王のスージ―・ウォルサム(オーストラリア)でタイムは9分08秒。吉住は18秒差の9分26秒でした。3位にはアリス・マクラナマ(オーストラリア)が入りました。4月に開催されたVWCソウル大会でもスージに次いで2位だった吉住。既に優勝候補のひとりとして世界から注目を集める選手となっています。
渡辺良治は2017VWCで世界ランキング上位を目指すべくシリーズ戦を転戦しています(年間ランキングは5戦の合計ポイントとなります)。7月にマニラ大会で4位、北京大会で3位、上海大会で3位。確実にポイントを獲得しており、現在の暫定ランキングでは総合7位。残すは大阪と香港の2戦となります。
吉住友里がポディウム(表彰台)の最も高いところに立つためには、世界女王スージ―の高い壁を乗り越えなくてはなりません。次回の2人の対決は吉住の地元が舞台となります。VWC第9戦は11月12日(日)に大阪で開催される「ハルカススカイラン」です。
“階段垂直マラソン”とも呼ばれるバーティカルランニングにぜひご注目ください!!
VWC第8戦 上海大会リザルト
Men
Mark Bourne (AUS) – 7’44”
Piotr Lobodzinski (POL) – 7’53”
Ryoji Watanabe (JAP) – 8’12”
Women
Suzy Walsham (AUS) – 9’08”
Yuri Yoshizumi (JAP) – 9’26”
Alice McNamara (AUS) – 10’06”