8月18日、群馬県嬬恋村にて2024 Skyrunner® Japan Series 第3戦「嬬恋スカイラン(スカイ・リッジ)」が開催されました。2000m級の稜線を駆ける、距離40km、累積標高差2700m、最高標高2300mを誇る本格派山岳コースです。男子は嬬恋村出身の松本祥汰(Matsumoto Shota/群馬県/SC丹沢秦野)が4時間35分08秒のコースレコードで優勝。札幌に続きSJS2連勝を達成。女子は2022・2023SJS女王の楠田涼葉(Kusuda Suzuha/滋賀県/TEAM☆SKY KYOTO)が5時間42分43秒で今季初優勝を果たしました。
松本は2位以下を25分程突き放しての独走での圧勝。標高1000m以上の高原育ちが高所山岳における強さを発揮しました。
優勝した松本のコメント:
嬬恋スカイランは過去2回出場して、ハンガーノックやコースロストで良い成績が残せなくて悔しいレースでしたが、今回、地元嬬恋で初優勝することができてとても嬉しいです。レース内容としては、最初から攻めて、トップをずっと守って、最後まで自分のイーブンペースで、コースレコードの良い走りができてとても嬉しいです。今年はスカイランナージャパンシリーズはあと2戦あるので、そこでもしっかり優勝して、年間チャンピオンを目指して頑張りたいと思います。
世界選手権の最終調整として参戦した楠田は今季の公式戦で初勝利。世界最高峰のレースに向けて良い感触を掴めたようです。
優勝した楠田のコメント:
嬬恋スカイランは毎年出ているんですが、コケてしまったりとかいろいろあって、気持ちよくゴールできなかったのですけど、今日は去年より40分早いタイムで優勝できて良かったです。頑張りたいレースではあったんですが、8月上旬にコロナになってしまったり、ジャパンシリーズも今季初出場だったり、9月の世界選手権前最後のレースということで、凄いスタート前に緊張していましたが、良い結果で終えられて良かったです。スカイの世界選手権は今日の嬬恋と似たような距離と獲得標高なので、今日良かったところはそのイメージをもったまま。今日課題だったところは世界選手権までに修正しながら、もっと良い走りができるように頑張りたいと思います。
男子2位は永田大岳(Nagata Hirotake/長野県)、男子3位は岩井竜太(Iwai Ryuta/東京都)が、ふたりとも嬉しいSJS初トップ3入賞を果たしました。女子2位は暫定ランキング2位の林楓(Hayashi Kaede/長野県)、女子3位は世界選手権SKYULTRA日本代表の相原千尋(Aibara Chihiro/香川県)でした。
2024 Skyrunner® Japan Seriesは5月~11月の期間で全5戦で構成され、2戦+最終戦の獲得ポイントでシリーズランキングが決定されます。次戦は10月13日に長野県東御市で開催される烏帽子スカイランです。
Skyrunner® Japan Series 第3戦「嬬恋」TOP5
WOMEN
1.楠田 涼葉(TEAM☆SKY KYOTO/滋賀県)05:42:43
2.林 楓(長野県)05:59:25
3.相原 千尋(香川県)06:02:22
4.山内 菜摘(静岡県)06:23:24
5.藤本 有季(長野県)06:26:19
MEN
1.松本 祥汰(SC丹沢秦野/群馬県)04:35:08
2.永田 大岳(長野県)04:59:52
3.岩井 竜太(東京都)05:00:55
4.大畑 匡孝(富士空海/静岡県)05:02:56
5.長谷 怜信(滋賀県)05:05:16
マスターズ(40歳以上)年代別TOP3
Over64 MEN
1.野田 洋一(守屋山快速登山クラブ/長野県)06:50:15
2.内田 正直(SKYNINJA/長野県)08:05:48
Over56 WOMEN
1.清水 明子(古賀志山快速登山部/栃木県)07:17:46
2.伊藤 礼子(NiigataSKYCLUB/新潟県)07:28:51
Over56 MEN
1.岩瀬 史明(山梨県)06:03:54
2.田村 実(The Skywolf/東京都)06:18:32
3.加藤 晃司(SC丹沢秦野/東京都)06:52:26
Over48 WOMEN
1.黒川 芳恵(栃木県/古賀志山快速登山部)07:30:54
Over48 MEN
1.大槻 文悟(京都府)05:45:56
2.川崎 義孝(SKYNINJA/栃木県)05:49:08
3.村井 理利(TEAM☆SKY KYOTO/大阪府)06:05:47
Over40 MEN
1.竹原 直矢(SC丹沢秦野/神奈川県)05:15:50
2.松田 博幸(新潟県)05:22:17
3.宮川 朋史(福井県)05:24:00