6月29日にオーストリアで開催された2024スカイランナーワールドシリーズ(SWS)第10戦「カイザークローンスカイレース(KAISERKRONE SKYRACE®)」で、上田瑠偉(Ueda Ruy)が3位に入賞しました。距離27kmで累積標高差2500mのテクニカルな岩稜帯を攻める本格派山岳レース。上田はライバル選手たちと抜きつ抜かれつの展開で、最終的には優勝したスペインのマニュエル・メリラス(Manuel Merillas)と約3分差の3位でフィニッシュ。先週フランスで開催された第9戦に続き、2週連続でワールドシリーズ戦の表彰台に立ちました。

テクニカルな岩稜帯を攻める @guaresti
男子トップ3 @guaresti

カイザークローンスカイレースは2021年に上田が2位に入った思い出のレース。3位の好成績ですが、優勝を狙っていた上田は悔しさを滲ませます。

上田のコメント:

最初の山頂を2位で通過しましたがテクニカルなダウンヒルで全く歯が立たず6位まで後退。 平坦と登りで4位まで上げましたが先頭2人がロストしいつの間にか2位に。 最後のダウンヒルでロストしたうちの一人(マニュエル、去年のゼガマ優勝、世界選手権2020SKY優勝)に抜かれ3位。 先週の1,3位も出ていて、他にもビッグレースが裏被りしているにも関わらずそれなりにメンツが集まってるなかで、連戦で表彰台に立てたことは嬉しいです。 ただ今週こそ勝つつもりでいましたし暑かったとはいえ3年前の自身の記録より10分近く遅かったのは残念でした。

MEN TOP3
1.@manuel_merillas(ESP)team @newbalancerunning 3:29:43
2.@martinanthamatten(SWI)team @adidasterrex 3:31:01
3.@uedaruy (JPN) team @ruy_theskyisthelimit 3:32:47

フィニッシュ地点にはプール♪ @guaresti

2024スカイランナーワールドシリーズは11月16日にスペインで開催される最終戦「スカイマスターズ(THE SKY MASTERS)」を含め全21戦で構成される世界で最もテクニカルな山岳レースサーキットです。全4戦の獲得ポイントでランキングが決定し、トップ10までの選手が手にする賞金総額は100,000ユーロとなります。最終戦であるスカイマスターズへの参加権利は下記の通り。日本国内ではスカイランナージャパンシリーズ第2戦「嬬恋スカイラン」の男女トップ3選手も参加権利を得ることができます。

最終戦スカイマスターズの参加権利 一覧

  • Be in the top-20 (man or woman) of a SkyRace or Premier SkyRace
  • Complete at least 3 Skyrunner® World Series races from the current season (i.e. 2024).
    OR
  • Be in the top-3 (man or woman) of a nominated race in a Skyrunner® National Series country → 2024 嬬恋スカイラン
  • Be in the top-3 (man or woman) of the final ranking of a Skyrunner® National Series → 2023 Skyrunner® Japan Series
  • Finish top-3 (man or woman) in a Skyrunning Continental Championship → 2023 Asia champs
  • Finish top-3 (man or woman) in a Skyrunning World Championship → 2024 World champs

Skyrunner® World Series